2013年10月31日木曜日

当面は基礎を重視

(3―1)×2+7+4×(5+3÷3)÷6


Form1(中2)の生徒100人中、この計算ができたのは9人だった

他の生徒は、2+7を最初に計算してしまったり等、順序の間違いが大多数だった



英語では計算の順序をBODMASと覚えるらしく
(Bracket Open Division Multiplication Addition Subtraction の頭文字)

スワヒリ語ではMAGAZIJUTOと覚えるらしい
(Mabano GAwanya ZIdisha JUmlisha TOa の頭文字)



まあどっちでもいいんだけれども、こういう基礎ができていないうちに
連立方程式とか三角関数(サインコサイン・・)とかを学習していくことになるというのが現状


我々日本人は、こういう語呂合わせみたいなものはなくてもできるようになっている
間違いなく演習量のたまものだと思う


こういう基礎の部分って、理解も大切だけどそれ以上に「身につける」ことがすごく大切で、無意識にできるようになるまで練習しまくる、っていうのでいいのではと思う



ということで、当面は授業でこういう基礎問題をやることに決定!

せっかく新しい内容を勉強しても、計算で間違えてしまってはもったいないもんね



          ☆          ☆          ☆

Form3(高1)に関しては、昨年の国家試験をパスした生徒達しかいないので、
クラスも1つしかなく雰囲気が違う

窓ごしに外からこのクラスの中を見ると、いつもたくさんの頭だけが見える(つまり、さぼったり立ち歩いたり遊んでいたりしない)

最低限の基礎はできている生徒が多いから、こちらのクラスはしっかり授業を進めていこうかなという予定

2013年10月30日水曜日

5つ目の学校見学

今日は朝の2コマだけしか授業がなかったので、終わってから他の学校へ授業見学に行った

海辺の小さな学校(ウチの学校のおとなりさん)

韓国のボランティアが入っていて、その授業を見させてもらった

Form3は少なく、出席している生徒は20人に満たない
少人数なため名前を覚えたりコミュニケーションをとったりしやすいらしい

なんと!プロジェクターを使って授業(機器は自分で購入した物)

化学の電解質の内容(だと思う)だけど、まぁ登場する英単語が知らない知らない・・・

日本語で習ってた自分でさえ相当苦労したのに、これを英語で習うというのだから、タンザニアの生徒は大変だなぁと思う



実験器具が学校に少ない事や、教科書や資料集の不足があるから、プロジェクターを使って図を示したりムービーを見せたりしているとのこと

確かに、言葉だけで理解するのは難しいけど、ムービーだったら視覚的に覚えやすいと感じた!そして何より、授業のアクセントになって集中力の維持に役立っていた気がする

また、実験ムービーの中に登場した人が、通販番組の人達のようにおおげさなリアクションをするから、見ていて単純に楽しかった。こういうユーモアも救いになるなと感じた



自分は数学を教えるということで、だいぶ楽をさせてもらってるなと実感

数学と違って、理科は覚えなければならない言葉や考え方が多いし、それを「外国の生徒に」「英語で」授業をするというのはすごく大変だと思う

見させてもらった授業の中には、生徒のモチベーションと集中力を維持するための工夫がたくさんあって、参考になった

          ☆          ☆          ☆

とりあえずこれで、近隣の行けそうな学校を5つ見て回ったことになる

参考になることがたくさんあったし、単純に楽しかった


そういえば、日本で働いていた時は「研究授業週間」のような特別な機会でもない限り、他の先生の授業を見させてもらうことなんてほとんどなかったし
授業の空き時間に他の学校まで授業を見せてもらいに行くこともなかった


うーん、今思うと「もったいなかったなぁ」と感じる

それぞれの教師で、持っている技術や視点が違うはずだし
学校それぞれで環境も生徒の雰囲気も違うし

それらを見させてもらって勉強することは、やろうと思えば可能ではあると思う


アクティブに動いていきたい

2013年10月29日火曜日

小学校での小数計算の教え方

Form1(中2の年齢)のクラスに初めて入った時、自己紹介などいろいろな話をした後で
基礎の確認問題を解いてもらった

その中で壊滅的だったのは、分数と小数の計算


分数は、足し引きのルールと掛け割りのルールがごっちゃになってしまっていて
小数は、小数点を打つ位置の間違いや、そもそも計算自体がおかしい場合もあった


これは小学校だったころに立ち返って勉強しなおしてもらわないと・・・

ということで、一応スワヒリ語の参考として小学校の教科書を見てみたのだが

 
ん?いったい何をしているんだろう?・・・・・・あぁ、小数点の位置を合わせてるんだな
 
 
日本のやり方とずいぶん違うなぁ、と思って説明書きを読んでみると
 
 

方法:
(1)小数点がない時のひっ算と同じようにかけ算をする
(2)答えが出る(まだ小数点は含まれていない)
(3)掛けられる数と掛ける数の小数点以下の数字の個数の合計=答えの小数点以下の数字の個数 となるように小数点をうつ



「あれ!?・・・・ってことは小数がない場合のかけ算のひっ算も日本式とは違うのか!?」と思って焦って調べてみると・・・


それは日本と一緒なんかーい!


じゃあ「(1)小数がない時と同じようにかけ算をする」ってのがもう全然違う話になってしまってるじゃないか・・・・


しかも片方に小数がないときは上のようなミックス形式で書かれているし
(上の部分の書き方は日本式と同じだが、計算の順序が左から右になっている)

覚えるパターンが無駄に多くて、生徒からすると

「どれが正解なのか分からない」

と迷うことになる気がする



ちょっとこれは生徒と話しながら、どのやり方が覚えやすいか検討が必要だな

引き継ぎの重要性

日本帰国まで5か月(実質の活動期間は3か月)という現在

新たにForm1とForm3の生徒を担当することになったのだが、授業準備や授業そのものも楽しめている(*^^)


スワヒリ語や英語にも慣れてきて、生徒の雰囲気も少しずつ分かってきて、これからいろんなことができそう!というタイミングで活動が終了することになる



協力隊の任期は基本的に2年


これを短いと感じるか長いと感じるかは人それぞれだと思うが、活動の質を考えると3年間が妥当だという話は聞いたことがあるし、納得できる

でも期間を3年間にすると応募者が激減してしまうらしい(確かに日本を離れる期間が2年と3年では全然違う印象を受ける)



簡単ではないよなぁ・・・新しい土地で2年間で結果を出すというのは


一人一人にできる事は限られているけれども、次々と新しく来る人へバトンをつないでいければ、「一からのスタート」を繰り返さないですむと思う

これまでにたくさんの隊員が行ってきた活動やその成果(失敗談も)、データやアイデアなどをうまく共有していくシステム作りが大切なのかな



          ☆          ☆          ☆

日本で働いていた時にも思ったことだが、情報を共有して引き継いでいくことって結構難しい気がする

せっかく引き継ぎをしたとしても、調べるのが面倒な形に保存されていたら誰も見ないし

どこかのタイミングで面倒くさがりの人が出てくると、過去から引き継ぎされたことが途絶えたり




引き継ぎをシステマチックに、しかもできるだけ軽い負担でやっていく方法が知りたい

2013年10月27日日曜日

近所の村へ遊びに

今日は近くの村で活動をしている隊員の所へ遊びに行った
働いている職業訓練校
大きなマンゴーの木が迎えてくれる


寮や教室、教員宿舎など

近所はこういう藁葺きの家ばかり

今は2週間の休み期間中で、生徒はほとんど実家へ帰っていた

水源地
ここから我々の住む町へも水が送られている

壊れて水が噴き出している水道管
もったいなー・・・・・・

湧き出ている水
水不足の隊員からするとなんともうらやましい光景

カシューナッツの木


豆の部分がよく食べるカシューナッツになるんだけど
じつは実の部分も甘くておいしい
お酒とかにしたらよさそうな味

わたの木

こういう実がぶら下がっていて

中にはわたがギッシリ



いわゆる田舎の町で、すごく楽しかった!
自分の任地からすぐに行けるから、もう一回行きたいな


ただ・・・・
不用意に箱を開けて、中にいたハチに追いかけられて(ハチの巣箱だった)
刺されるというハプニングはもう起こさないように気を付けようと思う(笑)

2013年10月24日木曜日

学校改善のための手引書、新たな学年の担当

今後の教育分野での発展を目的として
教育・職業訓練省が校長や教頭向けに発行した
「School Improvement Toolkit(学校改善のための手引書)」を見てみた

普段学校で活動をしている中で気になっていた点がたくさん載っていて
今後どんどん改善されていくのかな、と期待させられるものだった

「出席率などの生徒の問題」
「教師のモチベーションや能力の問題」
「学校の透明性について(←今日本でも議論されている、学力テストの順位公開など)」
「学校と地域コミュニティや保護者とのかかわりの強化」
「学校設備と資金調達の問題」

などなど、さまざまな問題についてその原因を考察したり、改善方法が挙げられたりしている


校長がいかにちゃんとしたシステムを作り、継続的にちゃんとチェック、評価していくかにかかっていて、「校長は大変だろうなぁ」と感じる部分はある

自分は外部の人間だから、中立の立場でうまく教師も校長もサポートしていくことができたらいいなと思う


          ☆          ☆          ☆

授業がなくなったので、他の学校の見学などを日ごとに行っていたら、学校それぞれのいろんな良いところ悪いところが見られて面白かった

自分の学校に戻って「あそこはこんな所がよかった」「あそこよりウチの方がこういう所がいい」と他の先生たちに話をすると、やっぱり身近な学校だからか興味を示してくれた。

学校見学はもう少し続けて、それをもとに改善案をみんなで作ってみようかな



・・・と、こんなことをしていると、「Form1とForm3の数学を教えていた先生がやめたから、今日から行って教えてくれ」という事を言われた

そんないきなりできるわけないやん(笑)

でも、いいタイミングでやってきたありがたい機会(*^_^*)


がんばってやろう!

2013年10月22日火曜日

なかなかの仕打ち

学校で、ある先生がサンダルをいっぱい持ってオフィスに入ってきた

「どうしたの?」

「生徒がはいていた」

「あぁ、禁止されてるのね」

「そうだ」



しばらくして外に出てみると、すべてゴミ捨て場で燃やされていた


なかなかの仕打ち(笑)

日本では絶対にありえないだろうなぁと思いながら、こういうことにも慣れてきた自分に気づき


近所のおばちゃんたちが、「壊れてないならちょうだいよー!」と叫んでいた

結婚式

同僚の結婚式に参加した

近所の教会

結婚式用の飾りつけ
(あれ?集合時間は過ぎてるのに誰もいない笑)

始まったら中にも外にも人がいっぱい

ケーキ入刀 その後お互いに食べさせ合う

参加していた子供たち

やっぱり盛り上がり好きなのか、歌って踊って、楽しい式だった!

ただ、歌(おそらくキリスト教の)や合いの手は知らないから参加できなかったけれども(笑)
いつも教会で歌ったりしているのか、小さな子供たちもみんな知っていて驚いた


参加させてもらえてうれしかった。お幸せに~!

2013年10月17日木曜日

教師の今後について思う事

今日も学校が休みだったので、家事をしたり語学の勉強をしたりだらだらしたりしていた


インターネットのニュースを見ていたら

「居眠り注意した教諭に逆ギレ、傷害容疑で中3逮捕」

という記事が出ており、それに対するコメントのほぼ全てが

「被害届を出した対応に賛成する」というものだった

この対応にどう思うだろうか

         ☆          ☆          ☆


さて、これは完全に個人的な意見なのだが、
今後、教師の仕事ってどんどんライン引きがされていくかもしれないと思う

つまり、ここまでが教師の仕事ですよと制限が設けられる(マニュアル化される)と思うのだ



これまでは、教師の仕事にはグレーゾーン(特に定められていない仕事)が多くて、
その教師教師で児童生徒への関わり方が大きく違っていたと思う。例えば


クラス一丸となってがんばっている時に差し入れをくれる教師や、間違ったことをした時にめちゃくちゃ怒ってくる教師、朝ごはんを食べさせてもらえない子に何か食べるものをくれる教師、休日返上で部活指導してくれる教師・・・


グレーゾーンの中でのふるまいに、その教師の人間性が最もよく表れて、お互いの信頼関係を築いて成長していくという構図があるのだと思う





ただ今の社会だと、このグレーゾーンがやっかいな方向に働くことも多く、例えば

「あの先生は差し入れをくれたのにあなたはくれないのか」
「長い間怒られて、これって体罰じゃないのか」
「なぜウチの学校では朝ごはんをくれないのか、同じように税金を払ってるのに不公平じゃないか」
「あの部活は休日でも練習があるのに、なぜウチの部活は休みが多いのか、やる気がないのか」

悪い事をしたのならともかく、よかれと思ってどこかの教師が頑張ってやったことを逆手に取り、それをしない教師は怠け者だという事を言われたりするのである


(まっとうな苦情は別として)おかしな苦情は聞き流せばいいじゃないかと思うが、なかなかそうはいかないみたいで、また公務員である教師は非難をするのも簡単


教師は「なんでもやってくれる人」が望まれているのだろう



でも、なんでもやれるわけはないし、限界を超えていろんなことをやろうとすると、かえって中途半端になって問題を引き起こしたりすることにつながる。そして行き過ぎたことをしてしまうと、それがまた非難の対象になってしまうのだ



こうなってくると、教師の中には「非難されない程度に仕事をして、そして余計なことはしない方がよい」というスタンスで仕事をする人が増えると思う

漫画『GTO』みたいに体当たりな指導をするのはハイリスクでしかない、というわけだ(例えが極端すぎるが笑)

何か生徒の問題を見つけてしまったときの対処法として「見なかったこと、気付かなかったことにする」というものがあったらすごく悲しい




結局、何か問題が起こるごとに上も責任をとらなければならないので、だったらライン引きをしようという流れになるかも、と思うのだ


例「差し入れは○○の時に△△を一人一個ずつ配ること。予算は最初から組んであります」
例「朝ごはんは食べさせない事」
例「叱る時は、一回の指導で一人当たり○○分を超えないようにすること」
例「休日の部活指導は、教師とは別で部活担当として雇われた人の責任の元で行う」

といったような具合だ。あくまで例だけど



グレーゾーンがなくなり、それぞれの教師ができることが限られてきて(いい意味でも悪い意味でも)、平等な、問題の起こらない教育になっていく


いろんな要求に対しても、「それは我々の仕事ではありません」とはっきり言えるようになり
余計なことに手を出して問題を引き起こしてしまう事もなくなり
行き過ぎた指導が問題になることもなくなり・・・



          ☆          ☆          ☆


例「傷害事件が起こったら警察に被害届を出す」というのも今後ありえない話ではない

法的になんの問題もないだろうし、全国で均一な指導ができ、効果もあるだろう



でも、きっと誰もが感じることだと思うが、そうなったら・・・

さみしいことだな



教師、保護者、そして社会の大人たちが、お互いを非難したり足を引っ張り合うんじゃなくて、子供のためになることを協力して考えてやっていければ、もっともっといい国になると思う (これができている地域はたくさんあると思う)


教師がマニュアル化されてしまったら、もめごとは減ってすっきりするだろうが、子供のことを考えるとどうなのだろう・・・・


いろいろ考えてしまった




児童生徒の成長に関わる、とてもやりがいがあって楽しい仕事だから、

いろんな教師が自由度を持っていろんな方法で児童生徒と接することができる、というのがよいと思う

2013年10月15日火曜日

やっっっぱりなかった学校

今日は学校があるって聞いてたのに・・・・

やっぱりなかった(泣)



実際、朝からイスラム調の歌がずっと流れていたし、

広場に200人ほどのムスリムが集まっていたから、なんとなく分かったけど・・・



でも、本当の祝日は明日だそうで(よく分からないけど)、

結局、今日も明日もお休みになるんだってさ



まさかの5連休

こうなってくると・・・・木曜と金曜、彼らはちゃんと学校に来るのだろうか(笑)


この2日間を休めば、9連休になるわけで


大丈夫・・でしょう!




          ☆          ☆          ☆

前回、蚊を退治するという事について書いたが、

やっぱり日本の蚊取り機はすごくよく効く


こちらでも蚊取り線香は売られているケド、正直ほとんど効果はないように思う

その点、日本製の蚊取り機(機械式)は効果がばつぐんで、


最近ウチで増えつつあった蚊をほとんどやっつけてしまったのだ


ますます家が快適になって、蚊の動き出す夜は引きこもってしまいそう

蚊を減らす研究

毎年、世界で膨大な人たちを死に至らしめているマラリアやデング熱

それを媒介する蚊は人類にとって、一番やっかいなヤツらかもしれない



蚊を減らすためにはどうすればよいのか、ということである研究が進められている

蚊を減らす方法は、「蚊をたくさん培養して、そこらじゅうに放つ」というもの



・・・・え?(笑)ちょっと説明が不十分だったかな



蚊といっても、「遺伝子操作で精子を作れなくなったオスの蚊」である




メスの蚊がこのオスに出会ってしまうと、生殖行為があったとしても卵が受精しないため

新しい蚊が生まれない



そうやってどんどん蚊の数が減っていくというのである



現に世界の何か所かで実験は行われていて、劇的に蚊の数が減っているらしい

今後、この「無精子の蚊」がたくさん作られ、世界中に運ばれていくかもしれない




タンザニアでは毎日蚊の対策をしている

蚊に刺されないようにすることはもちろん、予防薬も欠かさず飲んでいるし、熱が出ればマラリア検査のために針で指を刺して血を出す

蚊がいなければ、日々のストレスは相当に減ることはまちがいないから

この実験は嬉しい



・・・・でも反面、「そんなことしてもいいの?」という疑問はある

だって人間に置き換えたら・・・・

例えば宇宙人が地球人を減らすために

顔がかっこよくて、性格もめちゃくちゃ良くて、仕事もバリバリできるけど無精子の男を大量に生産し

世界中に放ったとしたらどうだろうか


すごく怖い話である



何か、してはいけない領域に手を出しているような気もするのである



うーん、そんなこと言い始めると、飛んでる蚊を手でパチンとやるのは人殺しと同じだってなっちゃうし


複雑

2013年10月13日日曜日

いつが休日なのか分からない

明日10月14日はニエレレデー(初代大統領ニエレレの命日)でお休みである

国家の父と呼ばれ、お札に顔が印刷されていたり、絵画が売られていたりする偉大な人物




そして、10月15日10月16日はイスラム巡礼の日でお休み

もう明後日の話なのだが、どちらが休みなのかまだ分からない


月の状態によってどちらになるかが決まるとか・・詳細はよく分からない




日本ではありえないことなのだと思う

下手をすると、来年の休日が決まっていないだけでも
「予定が立てられない」
と大騒ぎになってしまうのではないだろうか



こちらでは長い休みの始まる日や終わる日もギリギリになって変わったりしたし、
予定されていた会議がなくなったりすることもしょっちゅうだった


でも、何の問題もなく進んでいく(もう慣れちゃったな)



さて、10月15日(火)が休みだったら問題ないのだが、

10月16日(水)が休みだった場合、休みと休みの間の火曜日に生徒や教師はちゃんと学校へ来るのだろうか(笑)



「生徒はみんなちゃんと来るの?」と同僚に聞くと

「来るよ」と答えていた・・・・そうかなぁ



ちなみに、先週末の別れ際、その同僚に

「じゃあ来週の火曜か水曜にね!」と挨拶すると

「私はどちらにせよ休むから、木曜日にね!」と返ってきた



わお

2013年10月12日土曜日

風邪、インターネットの怖さ

風邪をひいた

本当に久しぶり・・・・タンザニアに来て初めてかも?


今日は学校帰りに野菜を買って、野菜スープを作った

症状も軽いし、明日か明後日くらいには治るかな!


          ☆          ☆         ☆

野菜スープの作り方をインターネットで探していたら、

野球選手がツイッターに書き込んだ内容が元で、
大変なことになっているらしいと知った


最近、ツイッターやFacebookでおバカな画像(店内で全裸になる等)を投稿して(バカッターというらしい)
大問題になったという事件も相次いでいたし、


不特定多数の人に情報が出回る「インターネット」って、
改めてちゃんと気を付けなきゃなと思った


「個人情報」という言葉はよく聞くけれど、
名前や住所、電話番号だけじゃなくて、自分が発信する情報(書き込みや画像)も
きちんと考えてから出さないと、後で取り返しのつかないことになってしまう


インターネットで何かを発信することは、道のど真ん中で看板に書いて掲げているようなものだと思うくらいでちょうどいいのかもしれない


これを書いたら、この画像や動画を載せたら、だれがどう思うか、どうなってしまうのか、

そういったことを考える想像力が問われる



それに、いくら自分が気を付けていても、周りから自分に関する情報が出ていくことはありえるのだから、

結局、普段の自分の行動や言動が、他の人に見られても恥ずかしくないようにしておくというのが一番大切なんだろうなと思う・・・・・当たり前か(笑)



でも、人間だから失敗することもあるし、羽目をはずすこともあるし、自分でも忘れたいような恥ずかしい過去もあるだろうし・・・


そういうのが簡単に広まってしまう社会というのも、怖いなぁと感じる


「悪いことができない社会」という良い捉え方もできるけど

考えようによっては「ミスができない社会」でもあるのかなぁ

2013年10月11日金曜日

学校見学

Form2の授業がなくなったことにより

一日に4コマ~6コマあった授業は半分に減り、

一日に2コマずつになった



それで、授業のない時間に、近くの違う学校へ行き
授業を見させてもらっている

今週は2つの学校を見させてもらった



環境が違えば、生徒の雰囲気も全然違う

それぞれにいいところがあって、それぞれに課題がある


いろいろ見て回って、良いところは取り入れて、ウチの学校で実践していきたいと思う

「あの学校はこういう良いところがあった」と紹介できれば、説得力も増すはず



とりあえずはウチで・・・・机をちゃんと並べるところから始めようかな(笑)



          ☆          ☆          ☆


今日は、同じアパートに住んでいる韓国人の家に招待され、そこに集まった人達と一緒に夕食を食べた

食べた後は、いつも英語の勉強会をしているらしく、それに参加することに・・・



・・・・すごーく難しい


次回から絶対に予習が必要だなと思った(笑)

とはいえ楽しかったし、すごくためになる会だなと思った


集まって勉強しよう!という発想・・・大学生の時以来無くしていたけれど、

いい刺激になると思う

2013年10月9日水曜日

課題を乗り越えるために・・・演習編

課題を乗り越えるために・・・演習編


今は、国家試験を目前に控えたForm4だけを教えているので、授業も演習形式になっている

柱としては2つ

①同じような問題を2回解く
②一人ずつ授業内で丸付けする



「①同じような問題を2回解く」に関しては
暗記型の勉強がこちらの生徒にとってもやりやすいだろうという理由から

1回目でできなかったことを復習して、解法のパターンを頭に入れて、
2回目でしっかり習得する

という流れをとろうとするもの
2回やったくらいで習得はなかなかできないけれど
1回だけで終わるよりはるかに覚えているみたいだから、時間はかかるけど2回やる



「②一人ずつ授業内で丸付けする」に関しては
ノートはとっていても説明を聞いていない生徒が結構いるという理由から

ただし、聞いていないというのは、不真面目という事だけではなくて、
ノートをきれいにとるのに必死で話を聞いていなかったり
ノートさえとっていれば、ちゃんと勉強したことになると思っていたり(多分)
いざ問題を解くときには、書いたノートを見れば解けるから大丈夫と思っていたり
・・・いろいろ

2回目の問題を解き終わった生徒から順番に、前に来させてその場で丸付けをしていく
ところどころ口頭で質問したりしながら、コミュニケーションをとっていくと、
「何回も何回も言ったのに全然聞いてなかったな(笑)」ということが分かる(まぁ知ってたけど)

改めて一人一人おしえてあげると、簡単に覚える

・・やっぱりみんなやればできる力を持ってるんだよな~と思う




早く終わっちゃった生徒には、チャレンジ問題を出すようにしている
周りのみんなよりハイレベルな問題をやっているということでモチベーションが上がってくれればいいな


          ☆          ☆          ☆


採点の時には、スタンプを押すようにしている

彼らも高校2年生の年齢だからこんなので喜びは・・・・・・・する(笑)


こちらではこういうスタンプはすごく珍しいので、成績に応じていろいろスタンプを変えたりすると案外喜んでくれる

2013年10月8日火曜日

Form2国家試験はじまる

ついにForm2の国家試験が始まった

この試験で平均30点以上を取れなければ次の学年へは進めない

どんな結果になるんだろう



ちなみに、ウチの学校の雰囲気でいうと、実は直前になっても
それほど勉強しなきゃというムードは出ない

本気で進学を狙っている生徒は自分でも勉強を頑張っているが
進学を狙っていない生徒はあいかわらず授業をさぼったりしている(こちらが多い)


進学できない生徒の方が圧倒的に多いもんな
がんばれというのも難しい状況なのかもしれない

とはいえ、あとは見守るだけである

彼らがそれぞれ望んだ結果になればいいな



          ☆          ☆          ☆

というわけで、担当していたクラスのうち半分の授業が終了してしまった

残りの半分はForm4のクラスなのだが、これも11月から国家試験が始まるため、


「今年のオレの授業はあと3週間くらいで全部終了してしまう」

のである。・・・・・早すぎる。10月で終了してしまうなんて


授業がなくなったら、

勉強したくても(お金がなかったりして)できない生徒が使える、問題集を作ろうかな

2013年10月7日月曜日

交通安全

日本で、有名な芸能人が交通事故で亡くなったということで、
ネットのニュースを見ていてもその話題で持ちきりだ


こちらでは交通事故はすごく多いらしく、実際にオレも小さい事故ならたくさん見てきたし(一昨日もスピード出しすぎのバイクがすぐ後ろでひっくり返った)、

車がグシャッとつぶれていたり、大型バスが横転しているのも見たことがある
また、自分が乗っているバスが片輪走行をしたりブレーキがきかないこともあった

他の隊員は、もっと悲惨な事故現場を見ていたり、
乗っていた車が石か何かに乗り上げて、ひっくり返ったということもあったらしい





タンザニアで、同期隊員がタンザニア人アーティストと一緒に交通安全の啓発の歌を歌っている

テレビでも流れているらしく、普及してきてるみたい

歌の名前は「Anzen Unten(安全運転)」歌詞はスワヒリ語で入っている



ちょっと注意するだけで防げる事故がたくさんあると思う

みんなが少しずつ注意して、減っていけばいいな

2013年10月6日日曜日

教師って言っても

半年後には日本の学校に復帰しているんだなと考えると、

「日本でちゃんとやれるのか?」

という問題が出てくる



いわゆる受験数学というものから2年くらい離れていることになるので、
「生徒に教える前にこっちが忘れちゃった」
ということも起こるのでは・・・いや、絶対起こる


受験問題を解いて、思い出していこう(笑)




そう、高校で数学を教えているんだ、という話をすると

「すごい、数学の内容が全部わかるんだね」
「入試問題とか、全部解けるんでしょう、すごいなぁ」


とかいうことを結構言われるのだが、

そんなことはない、というのが現状(残念なことに)



数学の内容でも、難しい事は知らないし
入試問題も、解けない問題がたくさんあるし

教師ごとで、数学のレベルは全然違うのだ
(案外これを知らない人は多い)


また教師も人間なので(当たり前だけど)、勉強しなければ公式や解き方も忘れていくから、授業することによって年々知識や技術は蓄積されていくにしても、日々努力(勉強)する必要がある

予備校の先生が講師になって行う「教師向けのセミナー(有料)」というものもあって、若い人からお年をめされた方まで、休みの日にたくさん参加しているくらいだ


スポーツ選手が体力を維持するためにトレーニングをするのと同じように、教師もトレーニングが必要というわけ



今のタンザニアでの生活も、トレーニングといえばトレーニングだが、

数学に関してはジェスチャーや板書の仕方、授業の構成のトレーニングくらいかな

あとは語学と、生きる事のトレーニングという感じだ(笑)



個人的にはすごくよい経験をさせてもらっているし、このことが今後の仕事にも生かせることは間違いないだろうが、

日本で2年間過ごさなかったことによって、得られなかった(あるいは失った)ものもたくさんあると思う


現職教員で協力隊に参加した人たちはみんな同じだと思うが、帰ってからの1、2年は新人のようにがんばって成長していくことになるのだろう

2013年10月5日土曜日

カッとして思ったことをすぐ口に出す

学校にいたら、郵便局から封筒が送られてきた

見てみると、モンゴルと書いてある

「あぁ、手紙か何か送ってくれたのかな」

と思ってよくよく見てみると、オレが2か月前にモンゴルへ送ったはずの封筒だった


「え・・・なんで戻ってきてるの?」


郵便局へ行って聞いてみた


「あぁ、モンゴルとか地域の名前を書く前に、国名を書かなきゃだめだよ」と言われ


「国名だよ。タンザニアとかケニアとかウガンダみたいな、国名。地域の名前じゃないよ」


「あぁ、たぶんこれがどこだか分からなかったから、ムトワラへ送り返されたんだろうな」


「今まで何度も手紙とか送れていたし、分からなくても調べれば分かるでしょう。ちゃんとお金もモンゴルまでの分を聞いて支払ってるんだし」


しばらくこんなやりとりがあって、しまいに・・・


「終わり」と言われ、封筒を返されたのだ


一瞬、カチーンときてしまって、


封筒を突き返し、机を叩いて「おかしいやろコラ」と言ってしまった(日本語で)



相手の人も、びっくりしてしまって(なんだか分からない外国語で怒られて)

「後ろで話をしてくるから、怒らないでください」と言って奥の部屋へ引っ込んだ



待ってる間、ひたすら反省

いまだに、カッときてそれをそのまま口に出すような事をやってしまってるんだよなぁ



しばらくしてから、奥の部屋から戻ってきて、

「送り直しました。」と言う

「そう」と応えると


「Pole sana(お気の毒に)」と言ってきた

「Asante sana(ありがとう)」と返事をして、郵便局を出た



よくよく考えると、この「お気の毒に」も日本ではありえない言葉なんだけれども(笑)


怒ったら送りなおしてくれてラッキーってことじゃないんだよなぁ

結局、すごくモヤモヤした嫌な気持ちが残る


もうやらないようにしたい

2013年10月4日金曜日

蛍の光窓の雪

奨学生(奨学金をもらえる生徒)の選考のため、初めての家庭訪問をした

今日は、来年国家試験を控える1年生の男子生徒の家


生徒の家の前で、その親戚のおばちゃんが商売をしていた
おそらく100シリング(6円くらい)のパンを売ったりしているのだろう

妹と親戚のおばちゃんと一緒に暮らしているらしい
お父さんは他界、お母さんも離れたところで働いている状況だった


家の中(電気はない、屋根はあるが天井がない)

寝室
 
このランプが家で使っている唯一の灯りだそうだ


「夜は暗くて勉強できないですね」と言うと、

「夜はこのランプを、彼が勉強するのに使ってるよ」とおばちゃんは言う

「でも、そうしたら他の人の灯りはどうするんですか?」と聞くと

「ほら、隣の家の電気があるから、この辺(家の入口付近)まで明るいんだよ、夜になったら外(入り口付近)にいて、寝る時に家の中に入ってるよ」と言っていた



もう、たとえ話ではなく本当に「蛍の光窓の雪」である
そういう状況もあるだろうとは思っていたけれど、
実際に生徒の家に行ってみて、改めて驚いた




「教科書は持ってるの?」と生徒に聞いた

「持ってません、辞書もないんです」

「だったら、学校のノートだけで勉強してるんだね。もし分からない英単語があったら困るね」

「そうですね」



来年、2年生になると国家試験や模試の費用、学費も含めて4万シリング(2500円)程度が最低でも必要になる。諸経費を加えればさらにかかる

日々の収入を考えると、この費用をねん出するのは大変だ



こうやって、自分にできる範囲でがんばって勉強している苦学生がいるのだ

こういう、将来のある子供のためにお金が使われるのはいいことだなと思う



奨学金以外でも、自分にできる範囲の中で、サポートしていきたい

2013年10月1日火曜日

犬の対処法(タンザニア編)

犬に追いかけられたらどうしたらいいの?と聞いてみたところ

「止まれ。逃げると追いかけてくる」
「石を投げつけろ」

ということだった


なるほどね


それと、ネットで調べたところによると
「傘などの棒をふりまわせ」
「光りをあてろ」
「エサをあげろ」

といったようなことも書かれていた


ということで、夜ご飯を食べに行くときは、
懐中電灯と傘とエサを持って、大きな石があったらあらかじめ拾っておけばいいのかな(笑)


吠える声が聞こえたら、立ち止まって懐中電灯の光を当てて
だめなら石を投げて
だめならエサを投げて
だめなら傘を振り回して
それでもだめなら戦う

という流れかな・・・・・めんどくさ(笑)


日本って、夜でもめちゃくちゃ平和な所だったなぁと思う

トイレでしゃがんだらサソリがいたり、家から出たら蛇が横切ったり、
家のすぐ近所で犬に追いかけられたりしたことないもん(笑)

まぁ、こういう生活も楽しいからいいんだけれど