2012年4月30日月曜日

無意識の部分で

今日は訓練生の前に立って2分間スピーチをする機会があった。すごく緊張するかなと思ったけれども、いざ話し始めると程よい緊張感で、楽しんでスピーチをすることができたし、自分の伝えたいことがちゃんと伝えられたと思う。

緊張してメチャクチャにならなかったのはなんでかな、って考えたら理由は明らかで、
「4年間たくさんの人達の前で話し続けてきたから」
だなと思った。

4年間を振り返ると実際、授業にせよ学年集会にせよ、いっつも緊張していたし(本質的には教師に向いてないんだと思うけど)、でもその中でちょっとでも分かりやすく意味のある話を追及し続けてきたことが、今の自分の力になっていると実感した。

やっぱり頑張った分、無意識の部分で脳や体は成長してくれてるんやね。

これから、努力すること(しんどいけどやらなあかんこと等も)に対してポジティブな思考をしていけそうな予感がした。

「英語の勉強がしんどい」→「しんどい分だけ覚えられるから、そのままでオッケーよ。」
「語学の力が乏しくて落ち込む」→「もともとできない方が、伸び幅を実感できる分楽しみが多い」

みたいな感じ。しんどいから落ち込むんじゃなくて、しんどい事を楽しんでいきたい。

交友・・・

今日は午前に数学の特別講座があり(いつもありがとうございます!)、その後テクニカルクラスで模擬授業&意見交換。お昼からは班のメンバーとテニスをして、夜はまた班のメンバーと談話室で自習をした。・・・ということで、

基本的にずっと誰かと一緒にいたんだけれども、リラックスタイムから勉強まで、充実して満足な一日になった!

勉強は一人でしないと効率が悪いとか、人と一緒にいると疲れるとかってよく言われるけれども、一緒にいる人によるんだなと実感した

ここにいるメンバーは、「任国で活動する」ために「’語学’と’テクニカルスキル’を磨く」という共通の明確な目標を持っていて、さらに「楽しむときは楽しむ」という気持ちも持っている。
だから、出会って2週間くらいしかたっていないけれど、一緒にいて違和感がないし、自然とエネルギーをもらえる。このメンバーと一緒にいれることをラッキーだと思うし感謝したい。

ふと、中学校の時の「立志式」を思い出した。式中で橋本佐内の書いた「啓発禄」の言葉を生徒が唱和する時があって、その中に「交友を選ぶ」という言葉があった。これはいい言葉だと思う。
それに(勝手に)加えて自分としては

「交友に選ばれる」

というの考え方もありかなと思っている。

一生懸命勉強して目指す学校に入りましたとか、努力してどうしても働きたい仕事に就きましたとか、なんでもいいけれど自分がどこかのコミュニティに入っていくときって、逆にそのコミュニティから選ばれたっていう見方もできるんじゃないかな。もっと言うと「交友に選ばれ続ける」・・・かな。その人の性格とか行動が、今のその人の居場所を作っている、みたいな・・・・当たり前か(笑)

2012年4月28日土曜日

まとまりのないまま

今日はたくさんの事を勉強することができて、すごく楽しかった。整理できていないけれど、忘れないうちに書き溜めておいて後日整理したい。

□異国間での活動を通して
ルール違反を指摘されても、何で指摘されたのか分からない。
言葉が通じないと悲しい
コミュニケーションがとれると楽しい
人柄が明るく見えても、裏に何かありそうで、一歩踏み込みきれない
自国にとって価値のあるものが、他国でも価値があると思ったが、実際は違うため困惑した。
何度もコミュニケーションを繰り返して、お互いを分かり合えるとスムーズに交流できた。
相手がリアクションをとってくれないと、自分の国民性は発揮できない。
とりあえず試してみることでいろいろなことを知れた。

□講座の通して
言語変換は、場数を踏み体を使って覚えること
異文化を「好き」にはなれないかもしれないけれど「平気」にはなれる
故郷喪失症は、どこにいても違和感がなくなることが原因で起こる。日本が特に居心地のいい「我が家」だという感覚を失ってしまって、どこか違う地に故郷を求めてしまう。
文化とは、何も考えない、無意識化されている行動によって作られる。
過去、未来のことを考えるより、今日一日何をするか、考えよう
がんばったら何とかなる
現象を点で捉えるのではなく、曲線もしくは微分係数で捉える。これからの変化をみていこう
前任者と比べられると落ち込むかもしれないけれど、2年間やってきた前任者に初めから勝てるはずがないのだから、最初から同レベルを自分に課さないようにする
つらいことが起こるだろうけど、ポジティブな方向に捉えて行動していこう
現地に到着したときと日本に帰国したときの2回、カルチャーショックを迎えることになる
なんとかなると思う

まとめるのはまた明日・・・・

今日は夜、いろいろな集まりに寄せてもらえて嬉しかった。みんなありがとう!!

2012年4月27日金曜日

禁煙について

今日の講座は健康管理に関するものだった。なかでもショックだったのは、喫煙からくる病気にかかった人達の衝撃的映像で、「それでもまだ吸いますか?」っていうやつ。自分はタバコはやらないんだけれども、本音を言ってしまうと、

そういうの見たくないし聞きたくない。

そんな映像を見るたびに、自分の大切な人たちの顔が浮かんでくる。
いつも優しくて笑顔のその人たちが、あんな風に病気になったらどうしよう・・・って思うと、悲しくて落ち込んでしまう。今日はずーーーーん、な日になってしまった。

自分の意見になるけれど、
禁煙の風潮の中でも、確かに「副流煙が人を傷つけるから公共の場で吸うな」とか「健康に悪いから考えた方がいいよ」とかいうのは賛成。でも、

「お前はタバコを吸っているから愚かなんだ」「見損なった」とかまでエスカレートしてしまうと、僕の感覚では「差別」とか「迫害」に近いものがある。(乱暴な言い方でごめんなさい)

いいじゃん。やめたきゃやめればいいし。吸いたければ人の邪魔にならない所で吸えばいいし(未成年は違うよ)。そんなの関係なくイイ人いっぱいいるやん。それがその人の人格否定にはつながらないように思う。

人それぞれ意見はあって当然だし、正解不正解はないと思う。これについてはもっと考えていきたいなと思っている。

2012年4月26日木曜日

ありがたい講座

今日は特別講座があった。夜の7時~10時の時間帯にわざわざ講座を設けてくれる親切な教官がいて、理数科教師はほとんどその講座に参加している。

とにかく面白い!

いろんな職種の人とグループになって話をするのも楽しいし、講座の内容も難しいけどgood!

今日は「イラストレーションを描くときのチェック項目」について勉強した。全部英語だから自分がちゃんと理解できているかは不明だけれど、

1、見出しはあるか?
2、重要なポイントが強調されているか?
3、効果的なラベルが使われているか?
4、レイアウトは分かりやすく見やすいものになっているか?
5、分かりやすく分類されているか?
6、例示や比較など、理解を助ける方法がとられているか?
7、語句はわかりやすいか?
8、イラストレーションは、説明したいものを全て捉えられているか?
9、不必要なノイズは省かれているか?

なんとも日本語に訳しがたい項目がいくつかあるが、こんな感じじゃなかろうか。まだまだ勉強できることがたくさんあって、楽しい!・・そしてみんなお疲れ様~

2012年4月25日水曜日

重大な決意

Volunteer Spirit の講座の時に班ごとで話し合いをして、そのときに各自の意見を書いたたくさんの付箋が、講堂の前に貼り出されている。

ボランティアとは何か?私たちがしようとしていることは何か?私たちに求められる資質は?

たくさんの意見があってそれを見ていると、それぞれが違う人生の中で重大な決意をしてこの場所に来ているんだなということを感じた。会社に辞表を出して来た人も少なくない。

自分にとっても人生の大きな分かれ道になることは間違いない。違った文化の中でうまくいったりいかなかったりして、自分の価値観や性格を何回も見つめなおすことになると思う。

日本人として育ってきて、大切だと思っていることが、他の国でどれだけ役に立てられるのか知りたい。タンザニアで力を発揮できるように、今できることは頑張る!!

2012年4月24日火曜日

毎日幸せ

最近、ホームクラスでの宿題やテクニカルクラスのプレゼンが増えてきて(さらに理数科教師はテストもあって)みんなちょっぴり疲れがたまってきているように思う。

でもレッスンが始まるとみんな積極的に参加するし、誰かが誕生日だったらお祝いしてあげたり、ただ廊下ですれ違うだけでも笑顔で挨拶をし合う。

本当にいい関係だなと思う。無理やり気遣いをして疲弊するのではなくて、自然にお互いを励ましあえるっていうのは最高だと思う。

みんなが無理をせず、楽しく(ラクって意味じゃなくて)毎日を送れればいいなと思う。この素敵な仲間たちと一緒に過ごせる今、毎日幸せだ。

2012年4月23日月曜日

見ようとする力

今日の講義は「東日本大震災における福島県の現状と復興に向けた課題」で、地震から1年がたった今の現状を少しであるけれども垣間見ることができた。どれくらい避難している人がいるのか。避難した人たちはどんな事を思っているのか。どんな問題や軋轢が起こっているのか。
自分でもよく考えれば分かったはずなのに、今まで深く考えずに見て見ぬふりをしてきたという事に気が付いて、ちょっと落ち込んでしまった。考えたところで自分には何もできなかったかもしれないけれど、「自分の想像もしていない所で、誰かが頑張ってくれていたんだ」って思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいになった。

今日のたくさんの話の中で、「他の県のために今まで何十年も電力を作ってきたのに、放射能汚染物質の処理も押し付けられるのか」という話があって、すごく考えさせられた。

地震の話から離れてしまうけれども、普段まちなかで生活している中で、見えていないことが多すぎるなと思った。

コンビニに行けば400円で牛丼が買えるけれども、

どこからどうやって運ばれて来たの?どこで誰が作ってくれたの?味付けには何が使われているの?お米はどこでどうやって誰が作ったの?どうやって精米されたの?牛はどこで誰が育てたの?牛が食べたものはどこでだれが作ったものなの?・・・・・・

今目の前にある物や起こっている事には、必ず数えきれないくらいの人や自然が関わっているはずなのに、それが現代社会ではすごく見えづらくて。便利といえば便利だけど、「見ようとする力」を失わないようにしたいなと思った。いつも感謝の気持ちを持ち続けたい。

2012年4月22日日曜日

無駄なこと?

今日はみんなイベントやお出かけで外に出て行って、訓練所内はめずらしく静かな雰囲気が漂っていた。とにかくボーーーーーっとして過ごした!
でも、自信を持って休日をぼーっと過ごせるようになったのは最近のことで、それまでは、

「とにかく時間を無駄にしてはいけない」

という発想があって、例えば昼寝なんて時間の無駄すぎてしたくなかったし、やってしまったら後悔していた。
だけど、最近思うようになったのは、そういう一見無駄に見える時間に心が安定して、「しかも」、頭も整理されるということ。
イメージで言うと、一生懸命何かを得ようとしている時って、いっぱい買い物をして帰ってきているようなもので、部屋の中に包装紙に入った大事なものがどんどん溜まって散らかっていく感じ。
ちょっと買い物をやめて、包装紙を開けたり、適切な位置に置いてあげたりしないと片付かないし使えないよね。なかでも座禅なんかは結構この作業に適していて、宗教とは関係なく、本当にイイと確信している。一日一回はちょっとでも時間をとってやり続けたいなと思う。

2012年4月21日土曜日

救急法

今日の講座は救急法。事故などで負傷した人が出た時にどうするのか、ということについて、少しではあるがとても有意義な話が聞けた。

・救急車を呼びます。
・手当をします。

はっきり言って、これくらいの対処法しか思いつかったんだけれど、これから行く国は日本と違って、すぐに救急車は呼べないし、手元や近くに救急用の道具なんてないだろうし、日本と同じようにはいかないんだということを改めて考えさせられた。(だいたい、手当ってなんなんだろうね。)

今たくさんのことを学んでいく上で、日本はなんて恵まれていて安全で住みやすいところなんだろう。とつくづく感じる。

誰かは「平和ボケ」というかもしれない。でも、平和であることがいかに珍しく、いかに価値のあることか、もっと理解して、日本人は自信をもってほしいと思う。

2012年4月20日金曜日

Volunteer Spirit

今日の講座は「ボランティアスピリット」だった。 
ボランティアとは何かという事を班ごとに考えたんだけど、人によって考え方が全然違うなという印象だった。

「相手は必要としていないが、こちらがやってあげたいと思うことをする」
「ボランティア活動に嫌々参加する」
「知人の引っ越しを手伝う」

これってボランティア?と聞かれると微妙なところがある。「相手にとって有益」とか「無償」とか、人それぞれの自分にとって大切にしたいキーワードが聞けて楽しかった。司会の講座委員も、分かりやすくて面白い進行をしてくれて、大成功だったと思う!


ボランティアからは少し離れるかもしれないけれど、自分は「良い行動」に明確な順位づけをしていて、それは、

①やりたいと思ってやる②やりたくないけれどもやる③やろうと思うけどやらない④やりたくないしやらない

というもの。多分④の人は②に対して、「こら偽善者!人からよく思われたいんだろ!」って思っているはず。でも自分は、②の人を応援したい。この人たちは世の中を幸せにしうると思う。

例えば、お年寄りがバスに乗るときに、荷物が重たくてなかなか乗れないという状況に出くわしたとする。
「手伝うべきなんだろうけど、手伝うのはかっこつけてるみたいで恥ずかしい、あぁ、なんでこんな状況に出くわしちゃったんだろう」ってたくさんの人が思う。でも、そこで「手伝いますよ」って言った人って、『やりたいと思ってようが、嫌々だろうが』、なにもしない人より絶対good relationshipを作るはずやんね。

だから、「偽善者!」って言われたら、「そうやで。」と答えてそのまま続けて欲しいと思う。

2012年4月19日木曜日

I'm happy today.

今日は特に変わったことのない日だった。午前中はホームクラスで日常使う英語の勉強をして、午後はテクニカルクラスで理数科教師に関係する英語の勉強をし、そして講座を一つ受講してオシマイ。
でも今日は一つイイことがあって、

それは、「いつも笑顔が素敵ですね」って言われたこと!

元3年6組の生徒が聞いたら「うそつけー!」ってめっちゃ言われそうやけど(笑)自分でもビックリ!
2年前、笑顔がないってクラスの生徒から言われて、鏡の前で口を「イ~~!!」ってする練習から初めて・・・・・今そういう風に思ってもらえるようになれた事がスゴク嬉しい(^^)

人は変われると思う。それまでの自分がどうだったかって事と関係なく、これからどうなりたいかって考えて、前だけを見ればいいと思ってる。これから、自分にできないことはできないけど、できることはできるから。

2012年4月18日水曜日

やりたいと思うこと

訓練所に来る以前、「2か月も詰め込みで勉強したら、語学の力は絶対に上がるわ。いいなあ。」と言われたことがあった。そのときは「そうですねぇ。」と答えたんだけど、実際に来てみて、外の人(かつての自分も含め)が思っているのと、中の人の感覚は違うだろうな、と思った。

かつての自分は、訓練所では知識をギュウギュウに詰め込まれて、スキルアップさせられると思っていたが、実際は、みんな楽しみながら自発的に勉強をしている。


「おはようー」「ぐっどもーにんぐ」「ぼんじゅー」「すらまっぱぎー」
休み時間やご飯のとき、風呂の時も、みんな自分の行く国の言葉で日常会話をしようとチャレンジしている。単語や文法を間違っても、時間がかかってもチャレンジチャレンジ・・・。


「やりたいと思うこと」の威力の大きさを身に染みて感じる。高校で教壇に立っていた時に、「教えるより、やる気にさせることの方が大事やで」と先輩に言われた事をふと思い出した。

それでも地球は回っている

相手と議論したときに、こちらが正しいと証明したくて相手の意見を否定したりしたくなるときがあるけれども、ガリレオの言葉を知って、ちょっと考え直そうと思った。

天動説と地動説について宗教裁判になったときに、太陽が地球の周りを回っていると認めたガリレオが、「どうして本当のことを言わなかったのですか」と問われたとき、

「それでも地球は回っている」

と答えたらしい。

確かに、そこで戦ってもお互いにとって不幸な結末しか迎えないわけで、ガリレオの行動はすばらしいなと思った。

議論をしてお互いに高め合いたいときは熱く議論すればいいけれども、単に自己満足で相手を否定して傷つけたりするのは、結局自分も傷つくことになるもんね。・・・ガリレオは素敵だ。

2012年4月16日月曜日

みんなが頑張るから自分も頑張る?

今日は、自分で選んだ数学の単元で、1時間分の授業内容について、どんな風に教えるのか「all English」でプレゼンをした。結果は・・・予想通り、できるところはできたし、できないところはできなかった。予定通りいけば、これからどんどんレベルアップしていくから大丈夫。

周りのみんなは図書館や部屋にこもったり、談話室で集まったりして語学の勉強や、専門の知識の共有なんかをがんばってやっている。そんな姿を見ると、「がんばってるなー!!」と思って応援する気持ちがわいてくる。何かちょっとでも助けになれることがあれば、やっていきたい。

・・・「その姿を見たなら、お前も頑張らんかい!」って言われちゃうんだろうな(笑)・・・

確かに、人ががんばっている姿を見て、元気をもらったり見習ったりすることがたくさんある。でも
人が頑張っていることと、自分が頑張るかどうかは別問題なんじゃないかな?
って個人的には思っている(これはあくまでも僕自身についての個人的な意見)。だって、「じゃあ他の人が頑張らなかったら自分も頑張らないの?」って言われたら、「No」なわけで。自分のやりたいことをやれるだけやる、これは周りに関係なく自分が行うこと。そうすればきっと、人が見ている見ていないとか、評価されるされないとかに捕らわれずに行動できるはず。
・・・ブログが日に日にマジメになっていく(笑)日記というより頭の整理みたいだ(笑)

今日は初めての休日だった。ゆっくり寝ようと思っていたのに・・・実際は5時半に目が覚めた。これは普段6時半から始まる朝の集いに体が慣れてしまっていたからで、「目覚ましもセットしていないのに・・・体内時計って正確やなぁ」と感心した。

お昼はピクニック企画で、参加したい人達と一緒に近くの岳温泉付近の公園まで行って、ご飯を食べたりゲームをしたりして楽しんだ。こういう場所を探してくれたり、企画をしてくれたり、みんなの前に出て仕切ったり盛り上げたりする人は本当にすごいな、と思う。自分にはできないことだし、大勢が楽しめるように働きかけられる力と気持ちを持った人と一緒にいられることで、力をもらっている。

話が飛躍してしまうけれど(いつものことか笑)、
例えば川が流れていて、そのどこかに橋をかけたとする。するとそこには「橋の付け根」となる場所が川を挟んで2か所登場することになる。もし橋をかけなければ何もなく注目もされることのなかったその場所・・・

人も、この「橋の付け根」みたいなものなのかな。と最近思うようになった。

それぞれが何かしらの影響を与え合うことで初めて、そこに「架け橋=縁」が存在する。人同士は「橋の付け根」になりうる。でもだからといって「橋の付け根」には何もない。

自分は、「できるだけたくさんの人に対して良い架け橋をたくさんかけられる場所でありたい」という理想があって、これはスゴク難しいんだけれど、人生をかけてやっていく価値のあることなんじゃないかなと思う。

2012年4月14日土曜日

「覚える」ということ

クラス分けテストも終わり、今日から語学学習がスタートした。
うちのクラスは6人のメンバーにネイティブの先生が一人というもの。英語でのやりとりの授業っていうのは初めてで結構楽しかった。とはいえ・・・

自分の話したいことがうまく表現できない!

ということが多々あり、どう言えばいいのかが分かったときはスゴク嬉しかった!!

今回は最初だったし簡単な内容だったがこれからどんどん難しくなっていくんだろうな。でも、どんなに詰め込みだろうと受け身の授業になろうと、今回の「表現できたら嬉しい」って感覚は忘れないようにしようと思った。

話は変わるけど、自分はず~~っと長い間物覚えが極端に悪くて、それは自他共に認めてたんだけれど、最近その理由が分かり、改善したら物覚えの悪さが改善された。どうやったかというと、

「これくらい自分なら覚えられるだろう」って本心から思うこと。

嘘つけー!というツッコミが来そうだけど、マジで実感を持ってそう思ってる。「覚えなきゃ覚えなきゃ・・・」と思えば思うほど記憶が遠ざかっていくんだけど(この感覚、分かる人がたくさんいるはず)、「いけるやろこんなもんくらい。人間の脳は1パーセントくらいしか活用されてないんでしょ」とリラックスしていると覚えられる。

ちなみに「これは覚える必要ない、無駄だ」とか思った瞬間覚えられなくなる。逆に「自分の記憶容量はまだ99パーセントも残ってるから、こんなもん覚えたぐらいでメモリはなくならないわ」と思っていたら覚えやすい。

信じるか信じないかは、自分次第~!

2012年4月13日金曜日

日本の教科書を振り返って

今日は、タンザニアの中等学校数学(日本でいう中2~高2)の教科書を見た。

最新の教科書ではないけれども、カラー印刷ではないし、図やグラフは切り貼りしたように曲がっていたりして、見栄えはそれほどよくない。

でも、そんなことよりびっくりしたのは、例えば「グラフの勉強をしましょう」ってなったら、1次関数のグラフをやって、放物線をかいて、頂点が原点ではない2次関数のグラフをやって、2次曲線をかいて、ルートのグラフもかいて、ガウスもやって、指数関数のグラフをやって、対数関数のグラフをやって。といった流れで、

確かにグラフの勉強なんだけど、それってその順番でやって意味わかるの??

と思ってしまった。(ざっと見ただけなので間違ってたらごめんなさい)これって難易度もゼンゼン違うし、関数とグラフの関係とか、関数の性質とかちゃんとリンクしてわかるのかな?

多分、「これはこういう形になるんだ。プロットしてみろ、確かにそうなるだろ。暗記しなさい。」って感じなんだと思う。

こんな感じだから、中3で log の計算が登場する!(日本なら高2くらいで登場)その後に「二等辺三角形の底角が等しい」とかを習う。

日本の教科書って、カラフルで写真も載っていたり、飽きさせずわかりやすいように工夫がいっぱいしてあったんだなって思った。しかも、学習の順序もちゃんと系統立てて作られてる。

そこは自信を持って教師が教えたり、生徒が勉強していいんだなって改めて思った!

きっと向こうでの2年間は、勉強になったり、改めて今までの良さ悪さに気付いたりの繰り返しになるはず。ワクワクしてきた~!!

2012年4月12日木曜日

「話し方」から「聞き方」へ

「話し方」に関する本が数えきれないほど出ていて、自分が面白くわかりやすく話せるようになるテクニックがたーくさん書かれている。
・・・ただ、話を「聞く」ときはどうなんだろう?
面白くなるかどうかは、話す人の力量に任せるしかないのかなって考えがちになる。


今日、全体で話を聞く機会があって、みんな真面目に(当たり前だけど笑)し~んと聞いていたら、真面目な話でどんどん疲れがたまってきて、どんよりとした雰囲気になってしまった。

話の途中で、それほど面白くない(非常に申し訳ないですが汗)冗談のような事をおっしゃった時に、どこかのグループの人達が笑って、それが周りに広がっていって、結局たくさんの人が笑ったということがあった。
そうしたら、それまでの雰囲気がガラッと変わって、話をどんどん面白く聞けたんよね。

これは多分、
聞き手が笑う→プラスのリアクションがあったことで話がしやすくなって、話し手が普段通りの力を発揮できるようになる→話が面白くなってきたことで、聞き手も楽しくなってくる・・・・・・
という良いサイクルができたからだと思う。

これって結局はみんなが楽しめる方法であって、もし聞き手が「つまらんなぁ」って思い続けてたら、話す方もその雰囲気を感じ取って、「面白いことにチャレンジするのはやめよう。早く終わりたい」と考えちゃうから、今回、最初に笑ったグループの人達ありがとう!!って感じだった。
損得で考えると、「こんなつまらん話に笑ってやりたくない」という意地を張っちゃうことが多いから、この人達は本当にスゴイな、と思った。
見習いたい人がたくさんいるー!

二本松訓練1日目

今日はJICAの訓練所がある福島県二本松へやってきた。

現職参加教員には、去年の年末に一度研修会で会っていたので、ひさびさの再会という感じでスゴ~ク楽しい一日だった!

スケジュールとしてはまず入所式があって、そのあと施設の説明やこれからの日程について話を聞いて一日が終わった感じ。まだまだ本格的な訓練は始まらず、準備段階。

驚いたことは、席が近い人とか廊下ですれ違った人、お風呂で一緒になった人とか、めっちゃ話しやすい!!初対面でも気を遣わずに話しかけたり話しかけられたりがあって、ずっと笑顔でいられるから、おかげで疲れもたまらずにいられた!

まだ一日目なのに、土日の宴会を企画しようとする人達がいたりして(笑)、ポジティブでアクティブな仲間たちが大勢いるから、きっとシンドくても楽しい訓練になると思う。

2012年4月5日木曜日

ブログ始め

二本松での訓練まであと1週間。
2年間の出来事や考えたことを残した方がいい(それと安否確認のため)ってことで、ブログを始めた。
今は実家で、図書館に通って本を読んだり英語の事前学習をしたりする日々・・・
地味だけど、こんなにゆっくりと自分のために時間が使えるのはこれまでなかったから、結構楽しい。