2012年12月18日火曜日

ムチュジ

ムチュジを作った。


トマトのスープと言ったらよいのだろうか。
タンザニアではこれをウガリにつけて食べたり、ワリ(ご飯)にぶっかけて食べたりする。

今回、
ジャガイモ、ピーマン、なす、オクラ、玉ねぎ、ココナッツオイル、牛肉(醤油とにんにくにつけた)、そしてトマトを使った。

日本の料理と違う所は、
「油をいっぱい(お玉一杯分くらい)使う」
というところ!体に悪そう~(>_<)と思うが、そうしないとこちらの味付けにはならない。

日本にいたときより食材も調味料も明らかに少ないのだが、
その状況で逆に料理をする気が起こってきた!

多分、使えるものが少ないからこそ工夫のしがいがあるし、
それが楽しさにつながるのだと思う。


もともと学生のころから、暗記事項の多い社会などの科目より、
暗記事項が少なくて、そこから応用させていく数学や物理の方が好きだったのである。

で、料理は理科の実験みたいなもので、やっぱり結果にはちゃんと原因があって、
「なんでイマイチなんだろう?」とか「前に作った時と何が違うのだろう?」
とか考えて、少しずつ上達していくのが楽しい!!


この年になって料理熱がわいてきたのだった。

2012年12月16日日曜日

家事(コメを炊く)

あいかわらず家事には時間がかかるのだが、
最近はそれが当たり前になってきて、むしろやりきった時の達成感を楽しんでいる。


昨日は100mほど離れた家へ水を買いに行き(我が家の水が完全になくなったから!)、
バケツで50リットル分の水を運んだが、
結構な重労働で(バケツは持ちづらい!)、高校生の時の部活を思い出した。
部員同士でおんぶして100mダッシュしたなぁ。・・・この年になって同じようなことをするとは(*^^)


さて、外食ばかりだったのが最近では自炊もするようになって、
休日は家事をしていると1日が終わるような感じだ。


最近欲しい物・・・

「炊飯器」

コメを炊く時には、まず選別をして


コメを洗って、炊く。

炊き終わると必ず

なべ底にコメがこびりつくので、これを頑張って洗う。

・・・もし炊飯器があったら、いろーんな手間が省けるのだろうなと想像してしまう。


日本へ帰ってからの楽しみがどんどん増えていく(笑)

2012年12月14日金曜日

終業式と日本文化紹介

今年の仕事は今日でおしまい。日本で言う「終業式」のようなものがあった。

もともとこの日には「タンザニアカルチャー」として
歌や踊りを、生徒が披露する時間があるのだが、

今回はJOCV(日本人ボランティア)がいるということで

「なにか楽しい日本文化の紹介もしてくれ」

という依頼があり、1週間かけて6人の生徒と一緒に準備をしてきた。


①浴衣とじんべえ
②けん玉
③紙風船
④折り紙
⑤習字
⑥じゃんけん

タンザニアの生徒は思ったより器用で、
けん玉や折り紙などは、見よう見まねですぐにできるようになった。

そして着物は、まあまあサマになってるんじゃないだろうか(*^^)
(・・・と思ったが、右前になっている~~~!!・・・着せる時に間違えた!)

けん玉を披露。「もしもし亀よ・・」をやっている
 
短い練習時間にもかかわらず、穴に剣先を刺す事ができるようになった彼
ちなみに勉強もすごくデキる

習字を一人一枚ずつ書いて披露

「蛙、手、鼻」
まぁ、2日前に一回練習しただけなのに、
見本ナシで本番でこれだけ書けるのはたいしたものかな、と思う
 
太鼓をに合わせてのタンザニアダンスもあり

楽しい終業式になったと思う。
(その後、教師からの諸連絡が2,3時間ほど続いたが(笑))

人類の英知!?

壊れていたソーラーが修理され、復活した!!


我が家に・・・灯りが!

「夜でも部屋全体が見える」ということに感動


・・・え?全然明るくないって?

何をおっしゃる。これだけで十分!!
真っ暗だと落ち着かないし、家具に足をぶつけたり虫を踏んじゃったりするから、
こうやってぼんやり灯りがついてくれるだけで
すごく心が穏やかになる。


電気がない生活というのは、実は心の方に負担がいくのだということをひしひしと実感した。



・・・とにかくうれしい!こうなると夜更かしをしてみたくなる。

が、限りある電気なので節約して大事に使おうと思う。

最近は雨期で太陽が出ず、電気がたまりづらいから余計に節約が必要。

2012年12月10日月曜日

ニューアライバーと、今後の仕事観

前回、ウチにサソリが出たという話をしたが、

今回は

「ふっくらしたクモ」


手と同じくらいの大きさである


昆虫には慣れたものの、これはさすがにスリッパで叩くには抵抗がある。

しばらく目が合った後(顔がこっちを向いていた)、

「とりあえず今戦うのはやめて、休戦としよう」

という願いをこめて、目をそらした。


すると、願いを察したのか、次に見た時にはいなくなっていた。

彼は今も我が家のどこかにいるのだろう。


また新しい同居人を発見したら報告する予定


☆☆☆

さて、テストが終了し、もうすぐ1年が終わる。
これまでの自分の仕事(たった3か月だが)がどうだったのか振り返っている最中である。

ここで、教員としての自分を評価をする際にどうしても考えるのが、

「私にとって顧客は誰か」

ということである。

日本にいたときの4年間の教員生活では、
「顧客は、今関わっている生徒の20年30年後」
というように定義して仕事をしていた。


今の彼らにとって耳の痛い話でも、20年30年経ったときにそれがプラスに働いてくれたらいい。

逆に、今の彼らを甘やかすことで、20年30年後の彼らに
「あの時もっと言ってくれたらよかったのに」
と言われるようではいけない、と思っていた。


この定義は、自分にとっておおよそしっくりきているのだが、最近は少し変わってきている。

20年30年後の彼らを作るのは、「今の彼ら」であるという視点が現れてきたのだ。

こんなこと、よく考えれば当たり前なのだが、「未来は、今の積み重ね」であるということ。



20年30年後の彼らを見て、今の彼らを見ないのは実のところ本末転倒なのだろうと思う。

今までの自分は、この本末転倒な事をよく起こしていたのかもしれない。


といっても、これまでの教員生活を悔いるわけではない。
これまで自分なりに真摯に考え、その時々でベストを尽くしてきたつもり。


ただ、これからは少し違った仕事観を持てるように思う。

その結果、教員として「良く」なるか「悪く」なるか、そんなことは分からないけれど、

チャレンジチャレンジ(*^^)

2012年12月8日土曜日

出費と決意

テスト採点がたくさんある。

だいたい260人分。


「徹夜気味になっても土曜日のうちに終わらせたい」

ということで、

ゲストハウスを予約し、夜でも明るい部屋で採点しまくることにした!


やるぞぉ~!!!

久々の都市

予防接種を受けるために、一番栄えている都市(ダルエスサラーム)へ行っていた。

任地で生活をして、アフリカらしい生活にも慣れてきたところだったので、

ダルエスサラームの発展ぶりには驚いた!


車多いな!
街灯がついてる!
道が舗装されてキレイ!
クーラーのきいた場所が多い!
ビルがある!
おいしい食べ物屋さんがたくさん(行ききれないくらい)ある!
本がたくさん売っている!
スーパーがある!
調味料から電化製品まで、何でも売ってる!




普段の生活で求めても手に入らない物がここにはたくさんあって、
行きたい所は行けるだけ行って、食べたいものは食べられるだけ食べようと思った。

ヒルトンのホテル(泊まってはいないケド)

中華料理

日本食レストラン

イタリアンレストラン



・・・日本で生活をしていたときは、それほど欲がなかったように思う。
今考えると、当時だいたいの事が満たされていたからじゃないかな。

でも今は、

「あれが食べたい!」
「あれが欲しい!」
「あそこに行きたい!」

という欲望は強烈にある。

ないものねだりと言えばその通りなんだけど、
不便な生活と引き換えに手に入れた(?)欲は、
今の自分の人生を楽しくしてくれているような気がする。

雨が降ったら、「よっしゃ、バケツを置いておくだけで水がためられる!洗濯でもしようかな♪」
・・・万事こういった具合なのだ。



さて、生活費を大量に消費してしまったので、
任地でまた質素な生活に戻ることになる。

ただ、都市で散々したいことをしたので、質素な生活に戻るのもまた楽しみ(*^^)

2012年12月3日月曜日

鶏を食べる

今日は、鶏を食べた。


マーケットで、小さな檻の中にいた鶏を買って、

絞めて羽と内臓をとってもらい(見るのも少しツラかったが)、

持って帰ってさばき、

調理して食べた。



おいしかったけれども、う~ん。

さっきまでは元気に生きてた『あの鶏』なんだよなぁ。

少し考えさせられた。



これまでの人生で数えきれないくらいの鶏を食べてきたけど、
こんな風に考えたことは初めてだ。

「いただきますっていうのは、いのちをいただきますっていう意味なんだよ」
というのをいつか聞いたことがあるけれども、

確かにそうかもしれない。

自分のいのちは、その他たくさんのいのちによって支えられているんだな、
って思うと、不思議と元気が出てきた。いろんなことをがんばろうと思えた!