2012年10月29日月曜日

さんすうセットとの出会い

授業で使うための備品を借りに、学校の倉庫の中に入ったのだけれど、
その中で、「さんすうセット」を発見した!(日本の小学1年生が使う、勉強キット)

おそらく、海外支援で日本から送られてきたものなのだろう。
(日本で使われていたものらしく、名前が書かれていた)

おはじき、さいころ、計算カード、・・・・
などなど、算数や数学の基礎を勉強する時に非常に便利なグッズがたくさん入っていた。



特に「さいころ」は嬉しかった。
以前、「確率」の内容を質問してきた生徒が、「さいころを知らない」と言って、
どう教えたらいいのか分からず、慌てた経験があったからだ。

実物があれば、教える時に相当役立つ。


また、「マグネットつきのおはじき」と、「金属製のボード」も嬉しかった。
こちらの黒板は磁石がくっつかないので、黒板上で物を張り付けて動かしたり・・・といった
操作が難しいからだ。

これもありがたい。


日本からの支援物資、せっかくなので、こちらで大活躍してもらう予定である!

日本への旅行

タンザニアー日本間の航空運賃は、いくらくらいかかるのだろう?
と思い、少しだけ調べてみた。

安い時期(1月~3月?)に格安航空券をとることができたら、
片道10万円程度(税などは除く)で移動できてしまうらしい。

そんなに安い値段でアフリカまで来られるんだ、と思った(10万円自体は大金だが)。


であれば、一時帰国が可能。

来年の春くらいに一度日本に帰って、家族や友達に会ったり勤めていた学校へ行ったり、
こっちの活動で使いたい物品を調達したりしようかな、と計画をしている。
(あと、歯のクリーニングをしたり、薬局で抗生物質をもらったり、散髪したり・・)


活動中に一度日本に行けるとなると、それを踏まえた上で活動ができるため、幅が広がるように思う。
例えば、こっちの生徒の作ったものを日本に持って行ったり、逆に日本からタンザニアへ持って行ったりすることもできる。


日本への旅行、楽しみである(^_^)実現できるといいなぁ。

2012年10月27日土曜日

強力なお助けグッズ

簿記の勉強をまず日本語でやってみよう!

と思い、インターネットで「簿記入門」のような日本語のサイトをいくつか見て勉強をしている。

当たり前だけれども、日本語だと例え話、実例などがあって理解しやすい。



タンザニアの中等学校は教科書が英語で書かれているけれど、
彼らが普段使っているスワヒリ語でいろいろなたとえ話などをしていけたら
うまくこの内容を理解してもらうことができるかな、と思う。


①日本語で勉強して理解した内容を
②英語でまとめて
③授業の流れを考えて
④スワヒリ語に訳す。

この4つをやっていけば、授業は作れるだろうけど、ちょっと大変だなぁ・・・。


・・・そう思っていたところ、なんと!

先輩隊員が、この単元の『(分かりやすい)教科書』を既に作っておられたということが判明し、

その手作りの教科書を今日借りることができた!


学習の流れがスムーズで、不必要な所でつまずかずに勉強できそうな、いい教科書だと思う!

④スワヒリ語訳、をする必要はあるものの、それ以外の①~③の部分はすごっく負担が減った。

持つべきものは、先輩(*^^)



☆☆☆
体調を崩して痩せたという内容を載せたことで、大丈夫?というメールやメッセージをもらう。

体調は回復傾向で、お腹はまだゆるいけれどご飯はしっかりと食べられるようになりました!

しっかり食べるようにしています

2012年10月26日金曜日

ズッコケ

今日、授業の終わりに、

「では、明日続きを教えます。今日はオシマイ。また明日!」
と言ったところ、

「先生、明日(金曜日)は授業がありません」

え?・・・・・なになに?なんで?

「明日はホリデーです。」


え~!知らなかった!


・・・そういえば、校長と仕事の話をしていたときに、
「私は金曜日には学校に来ないから、その日は会えないよ。」
と言っていたのを思い出した。

その時は、「ふ~ん、出張か何かがあるのかな?」なんて思ってたんだけれど、

祝日だったんかい!

・・・まぁ、知らなかった自分が悪いのだが。

月間計画表とか年間計画表のない生活に慣れてしまっていたため、見落としていた。


ということで、急きょ明日から3連休。


何をしようかな・・・まぁ、簿記の勉強だな(>_<)


☆☆☆
そういえば、お腹を壊した影響で、すご~く痩せた!!

多分人生で一番痩せている状態だと思ったので、思わず写真を撮って記録をした。

ただし写真は、あまりにうまく撮れすぎてしまったために、今は載せられない(笑)
(ガリガリの重病人みたいに撮れちゃった。今度太ったら、その時の写真とともに載せます)

今日はたくさん食べられたので、これから徐々に元の体重へと増やしていく予定。

2012年10月25日木曜日

簿記の勉強、開始!

一からのお勉強・・・

Form3(高校1年生)の数学の教科書の最後の単元が「アカウント」
なのだけれども、これは日本でいう「簿記」・・・・
 
 
う~ん、複式簿記??・・・勉強したことがないなぁ。
とはいえこの単元、ここ4年間連続で国家試験に登場している、超頻出の単元なのだ!

勉強していると、「へぇ、収入と収益と利益って違うんだー」、などなど、目からウロコで楽しいんだけれども、そんな悠長なことは言ってられない!

人に教えるんだから、正しく理解する必要があるし、英語で言ってもちんぷんかんぷんだからスワヒリ語訳する必要もあるだろうし、・・・ギャ~!間に合うのだろうか(笑)学生の気分。

2012年10月24日水曜日

体調は回復!

4日間にわたって苦しんできた謎の腹痛・・・

ほぼ完治!!


水を飲もうが食べ物を食べようが、トイレに行きたくならない!

体から毒が出て行ってくれたのだろうと思う。食べてはトイレ、食べてはトイレ・・の日々にようやく終止符。

結局、薬は飲まずに自然に任せたのだけれど、治ってよかった。


2日間学校を休んでいたので、明日からバリバリがんばるつもりである(*^^)




☆☆☆ここからは、頭の中でウダウダと悩んだことについて☆☆☆

ところで、休んでいた間、時間だけはたくさんあったので(眠れなかったりもしたし)、
いろいろと考えていた。

なぜかというと、最近の自分のあり方についていろいろと納得のいかない点がいくつかあったからである。

その一つは、「最近、タンザニア人に対してなぜか冷たい態度をとってしまう」というもの。
電話も出たくないし、家の外から話しかけられても答えたくない。などなど


なぜだろう、と考えていた。冷たい態度をとるメリット(利点)なんか一つもないのに・・・


・・・簡単に言えば、「生活が大変だから」ということなんだと思う。

日本にいた時より、執着する対象がものすごく多くなっているのである。


「水」→水道が止まると使えなくなるから、水が欲しい。あげたくない。もっと使いたい。
「電気」→ソーラーパワーだけだから、無駄遣いできない。もっともっと欲しい。
「日本から持ってきた食材」→こっちでは絶対に買えない。あげたくない。大事にしたい。
「日本から持ってきた文房具」→こっちでは買えない高性能。あげたくない。貸したくない。
「お金」→今、日本の口座から引き落としができないので限りがある。なくなったら嫌だ。
「病気」→病気になりたくない。家にいる蚊(マラリアを媒介する)を撲滅したい。
「明るさ」→夜、暗くなる前に仕事や家事を全部済ませたい。その時間を奪われたくない。

などなど、日本にいたときには執着する必要がなかったのに、
現在、もっと欲しい、あげたくない、なくなったら嫌だ、と執着している自分に気づいた。



う~ん、こんな風にたくさんの欲を心にまとっていると、

どんどん自分を守る方の意識が強くなってしまい、

人に優しくできなかったり、遠ざけたりしてしまうんだよなぁ。


できるだけこの欲をなくしていきたい。

「水」→水道はずっと止まってるわけじゃないし、なくなってもどこかに水はあるはず。大丈夫。
「電気」→ソーラーがあるだけマシだ。なくなったら続きは次の日にやればいい。大丈夫。
「日本の食材・文房具」→どうせなくなる物。ちょっとあげたり貸したりすると喜んでもらえる。
「お金」→毎日それほど使わなくても生活できるから、そうそうなくならない。大丈夫。
「病気」→かかっても、治る。大丈夫。蚊は見つければやっつければいい、見えなければ知らん。
「明るさ」→暗くて仕事や家事が終わらなかったとしても、それでもともと。次の日にやればよい。


自分のことが認識できて、少し気が楽になったような気がする。

守るものが減れば、身軽にどこでも行けるし、誰とでも気楽に話せるはず。


体も心も回復して、明日から心機一転、がんばろうと思う!

2012年10月23日火曜日

腹痛は継続・・

前日、前々日とお腹の調子が悪かったのだが、

今日も継続して調子は悪く、胃の不快感に加えて下痢にもなってしまった。


とにかく、何を食べても何を飲んでも、すぐトイレ!といった状況。
ということで、やむなく学校を休むことに。


う~ん、「脂分の取りすぎ」ではなくて「食あたり」だったのかなぁ・・・



一応、日本から正露丸を持ってきていたのだけれども、

もしも体の中に菌がいるのであれば、下痢を止めずに全部出し切ってしまいたいし、

正露丸が抗生物質みたいに殺菌作用があるのだったら飲みたいし・・・



う~ん、どちらにしようか悩みつつ・・とりあえず今日は薬は飲まずに、

野菜を煮込んだスープ、フルーツジュース、そして日本から持ってきたアクエリアス、

で乗り切ってみようと思う!



ところで、実はお腹を下したのは、タンザニアに来て初めてのこと!

どちらかといえば、むしろこれまで4か月大丈夫だったことの方が驚きである。
(こっちに来る前は、お腹を下しまくる日々を予想していた・・・)

自分の体は思ったより弱くなかったんだなぁ。


とにかく、明日には治ることを期待して、今日はゆっくり休む(*^^)

2012年10月22日月曜日

寝込んだ週末

昨日と今日と、体調が悪くて寝込んでいた。

何も食べられなくて、胃の不快感に悩まされていた(>_<)


☆☆☆
この症状は以前にも日本にいた時になったことがあって、
その時の原因は

「脂っこい物の食べ過ぎ」

だったんだけれど、
☆☆☆

おととい、チプシ(フライドポテト)や肉など油分の多いものをいつもよりたくさん食べ(酒も飲んだ)、
それが原因だったのかなと思う。

2日間寝込んでいたのだが、

こういう時に手軽に食べられる、お腹にやさしい食べ物はタンザニアには少ない

ということが分かった。



少しだけホームシック(笑)


日本にはお腹にやさしくて、しかも栄養価の高い食べ物多かったなぁと改めて思った。


こっちでは、ウガリ以外の食べ物にはほとんど油が入っていたり、
緑黄色野菜が結構少なかったりして、
病気になってしまうと一人ではなかなかツライものがある。



・・・と、愚痴を言っている間に少しずつ元気になってきた!

やっぱり睡眠が一番!人間の体はちゃんと寝れば復活してくれるものである!

体調を崩したのが週末でよかった(*^^) 
明日からまた一週間が始まる
しっかり寝て元気を出して、ジャンジャンバリバリがんばる!!

2012年10月20日土曜日

グループTシャツ

家の中でよく着ているTシャツにプリントされている絵


タンザニアに来る前、二本松訓練所で同じ生活班だったメンバーで作ったシャツ


一緒に訓練を受けたみんなは今、世界中に散らばってそれぞれ活動をしている。
(絵の中ではそれぞれの活動場所に白い点とニックネームが書かれている)


生活に慣れてきて、ある意味で「暇だなぁ」と感じる事が多くなっていたのだけれども、
この絵を見て・・・


みんなそれぞれの地でがんばってるんだ、
そして自分もアフリカに住むという珍しい(?)経験をしているんだ、

と思って元気が出た(^_^)


しかし改めて思うけれど・・・日本は遠いなぁ(笑)

2012年10月19日金曜日

招かれざる客

噂をすれば何とやら・・・



ついに出会ってしまった。






寝ようと思ってベッドに横になったところ、
蚊帳(蚊が入ってこないようにするためのネット)の上に何か虫のようなものをいくつか発見



クモかな?・・・あ、クモだ。なぜかひっくり返ってる。でもその横にいるコイツはなんだ・・・?


何か長いしっぽのようなものが・・・


ネズミの赤ちゃん?・・・・・・・じゃなくてこれは・・・





サソリだ!
 
大慌てで、ハエたたきを持ってきて戦う!
 
 
ハサミとしっぽを突き上げて応戦してくるが、負けるものか!
 
最終的にはトイレにて、水に流して決着。
 
 
 
いるんだなぁ、我が家にもサソリ・・
 
今回たまたま気づいたからよかったけれども、知らずに刺されたらどうなるんだろうか・・・
 
 
 
まぁ、その時はしかたがない!(笑) 
 
とにかく今日は刺されなかった。ラッキーラッキー。

夕焼けを見て

今日、窓の外を見てなんとなく

「もう夕方だな」

と思ったのだが、その時にふと考えた。



思い出してみると、ここに来たばっかりの時、「アフリカの夕焼けはきれいだなぁ」
なんて感じながら、日が沈むまでずっと空を見ていた。


・・・今は、そのアフリカの夕焼けを見ても「夕方だな」程度にしか感じなくなっている。


同じように、家の外で黒人とすれ違っても、マサイ族を見かけても、
「人がいるな」程度にしか感じなくなっている。



単純に慣れたのだろうと思う。

これからようやく「人と人との付き合い」が始められるのかもしれない。

身近な人たちも、最近オレを「めずらしい外国人」とか「お客さん」のように扱わなくなってきた。隣人や同僚として、対等な付き合いに変わってきたように思う。


今後、どんな人間関係ができていくのか、それは自分次第。

楽しみである(*^_^*)

2012年10月17日水曜日

夜更かしの理由

昨日は夜更かしをしてしまったので、今日はひどく眠かった・・・


なぜ夜更かしをしていたかというと・・・



約2週間ぶりに水が出たからである!!!!

昨晩、寝ようとした頃に、「チョロチョロ」と水が流れる音が聞こえて、飛び起き、


蛇口をひねってみる。すると水が出る!



大慌てでホースをつないで、バケツへ水をためる。
バケツはほとんど空っぽに近かったから、ほんとにギリギリセーフだった!


せっかく水が出るので、体も洗う!

洗濯もする!

トイレも掃除する!


ということで、水がなくて滞っていたことを、夜更かししてやりきったのである。


あぁ、なんて不便なんだ。

・・・でも、水が出てすごく嬉しかった。今朝にはもう水は止まっていたけれど、
水がなくても2週間は暮らせるだけの蓄えはしたので、余裕がある(*^_^*)


穏やかに過ごせそう(笑)

まだまだ慣れない虫

最近見かける虫はすごく大きい。


今日、道路の真ん中にオクラが落ちていると思ったら、


よく見たらすごーく大きな(8,9センチくらい)バッタかキリギリスだった!!

「わわわわ!」




昨日の夜、ランプをつけて仕事をしていたら、

カサ、カサ、カサ

と音がするので、なんだろうと思って見上げてみると

壁に5,6センチくらいのゴキブリが!(さらにこっちのゴッキーは足が長くて太い)

しかも弱っていたらしく、しばらくしたら落ちてきた!!!
「わわわわわ!」



ちょっと前には、家の中にいたキリギリスかコオロギみたいな虫を、
板でペン!と叩いて倒したんだけれども、

ちょっとしてからそこを見てみると、「あれ?いない・・・・なんでだ?」

少しライトを当てながら探してみたところ、なんと!


小さな棚の後ろで、大きなクモ(6,7センチくらい)が、さっきの虫を食べていた!

オレが見ていない隙を見計らって、持って行ったのだろう。
「わわわわわ!」



(アフリカなんだから、虫がいて当たり前じゃないか・・・何をびっくりしているのだ。)

理屈では分かっているんだけれども、

やっぱり大きな虫は・・・・まだ慣れない(>_<)


ちなみに友達の家ではサソリが出たらしい。ウチの近所にも生息しているらしいので、いつか出会うかも・・・

2012年10月16日火曜日

新たな企画

12月に「サイエンスフェスティバル」を開催するという企画があがっている。

いくつかのブースを作って、ブースごとに科学の実験を行い、
タンザニアの生徒や教員に見てもらうというもの。


オレも「地学」の「地震の実験」担当でブースを一つ持たせてもらえることになった。


彼らは、授業ではプレートテクトニクスや地震についての学習をするんだけれども、

タンザニアは「安定陸塊であるアフリカ」の中にあり、断層がないため地震が起きない。
身近でない地震についてどうやって伝えていくのか、
また実験道具などはどう調達するのか、
日本で起こった地震のことも、どうやって伝えるか、

たくさん考える必要があるのだけれども、
見た生徒たちが何かを得て帰ってもらえるようなものを作りたいなと思う。

2012年10月15日月曜日

教科書とチャイ

こっちの教科書は、間違っているところをよく見かける。

小学校の算数の教科書

授業の準備をするときは、教え間違いを防ぐために2種類以上の教科書を開いて、
単語やスペルのミスがないかどうかをチェックしながら行っている。

・・教科書を買えた生徒にとっては、唯一のよりどころとなる教科書だから、
できるだけミスで混乱を招いてほしくはないんだけれども(>_<)

あらためて日本の教科書のミスの少なさは素晴らしいな、と感じた。

「教科書が間違ってるなんて、ないでしょ。」という常識はこっちにはないのだ。



☆☆☆
お昼の前に「チャイ(お茶)の時間」があるのだが、そこでのメニューの一つを紹介
左がチャパティ、右がチャイ

右側の飲み物(チャイ)は、お茶に砂糖をたーくさん入れたもので、
グリーンティーやショウガのお茶など種類はさまざま。熱い状態で飲む。
 →ちなみにお店で頼むと写真のようにカップにあふれるまで注いでくれる。
  (京都にいた時は日本酒を頼むと、升の中にグラスを入れて、あふれるまで注いでくれたがそれに似てる)

左側のナンのようなものは、「チャパティ」といって、チャイとともに食べるとおいしい。


毎日のようにチャイやソーダを飲んでいるので、糖分の取りすぎは否めない・・・・・
太るような食べ物がこちらには少ないので、体重は減っていくものの
血はドロドロになっていっているかもしれない。

適度な運動、しっかりとした水分補給、そして暑くてもソーダは控える!がんばろう!

2012年10月11日木曜日

我が家の玄関先

最近我が家の玄関先のテラスは


「完全に」近所の子供たちの遊び部屋となっており


学校から帰ると毎日大勢の子供たちがお出迎えしてくれる。



もぉぉ、子供たちにもいい加減に慣れた。

うるさいのも、ケンカして泣き出すのも、意味なく声をかけてくるのも、
掃除せず帰っていくのも、何か持って帰ってきたら「ちょうだい」って頼まれるのも・・・



「うっとおしいなぁ」とか「うるさいなぁ」とかでイライラする感情って、
自分が心の中で勝手に作っているだけなのかもしれない。



実際、家の外で子供がワーキャー騒いでいたからって、自分には関係ないし
声をかけられてちょこちょこ返事をするのだって、そんなにエネルギー使うものじゃないし
汚れていようが汚れていまいが、どうせ掃除はするし
「ちょうだい」って言われてあげるものも、どこかでもらってきた物だったりするし


前に一度、テラスは立ち入り禁止にしようかなと思ったこともあったのだが、
普段自分は使わないし、せっかくの遊び場ならとりあげなくてよいかなと思ってそのままにしていた。・・・まぁこのままでいいかな、という感じ。



毎日お出迎えがあるのも、一人暮らしの自分にとっては悪いもんじゃない。

今度混じって一緒に遊んでみようかな(*^^)

2012年10月10日水曜日

マラリア検査とカレーとテスト

熱が出てきた。・・・よし、せっかくの機会なのでマラリア検査をしてみようと決意!

マラリア検査キット
 
アルコール消毒した後に針を刺す
(ポイントは、ためらわずに「えいやっ!」と最後まで刺すこと)
 
すると血が出てくるので
 
スポイトでとって容器へうつす
 
試薬を入れて待つ事15分
 
 
 
 
もしもラインが『2本』見えたら陽性
 
 
 
 
15分後
 
 
真ん中の窓のところに『1本だけ』ラインがある
 
 
 
ということで、「とりあえず陰性」だった~(*^_^*)よかった~
 
いやぁ、やっぱり痛いし、検査結果が出るまでドキドキするから、あんまりやりたくない検査だ(笑)
 
栄養のある食べ物をしっかり食べて、病気をしない体を作っていこう(*^^)
 
 
 
☆☆☆
ということで、今日はカレーを作ってみた!
 
 
カレー粉は手に入れられるので、それをもとに作るんだけれど、
 
実はこの1週間で3回目のチャレンジである。
 
前の2回は「カレーの風味がする味のない煮物」になってしまい、ほぼ食べられなかった。
 
・・でも今回は・・「深みはないけど、まぁまぁなカレー」ができた!
 
あぁ~!やっとカレーになってくれた(>_<)嬉しい!
 
近所の子供にあげてみると
 
「ん~(間が開いて)・・タム(おいしい)」
と言ってくれたのだが、
 
基本的に、もらったものに対して彼らが「タム」以外の感想を言うはずがないので
真偽のほどはさておき、
 
一応皿の中身は全部食べてくれたからよしとするか(^_^)
 
 
 
☆☆☆
さてさて、昨日の採点の結果だけれども、
 
「数列」という内容の ①等差数列の一般項と和  ②等比数列の一般項と和
 
の試験だった。Form3(高校1年)の中で一番下位のクラスだったが、結果は
 
90~100点  2人
80~ 89点  1人
70~ 79点  1人
60~ 69点  
50~ 59点  2人
40~ 49点  
30~ 39点  4人
20~ 29点  2人
10~ 19点  4人
 0~  9点  7人
 
という感じだった。
「国家試験の問題を意識しているものの、超簡単な問題も出してる」というレベル
 
 
一言で正直な感想を言うと、
「大丈夫、この生徒たちならちゃんと勉強すれば、すごく伸びる」
 
日本の高校生の中に入っても全然問題ないレベルまでいけると思う。
 
 
生徒の様子としては、
 
①塾に行っていて、授業の内容がほとんど完璧に理解できる生徒
②授業はがんばっているけれど、自学していなくてうろ覚えの生徒
③授業はがんばっているけれど、数学で小学校レベルのつまづきがある生徒
④授業にあまり来ない生徒
 
という感じに分かれるかなぁ・・・
 
とにかく、どの生徒に対しても課題が山盛り!
 
どこまでやれるかは分からないけれど、
 
 
 
・・目標は高く!!
 

2012年10月9日火曜日

勝手に中間テスト

こちらでは一年に2回しか定期テストがないということらしく(ほんとか?)、

それだとテスト範囲がめちゃくちゃ多くなってしまうじゃないか、と思って、

今日Form3の「勝手に中間テスト」を行った。



プリントを印刷して配布して・・・・なんてことはできないので、(定期テストのみプリント印刷・・おそらく業者に依頼)

演習ノートをビリビリっと切り取らせて、黒板の問題を写して解かせる。

「机の上には紙とペン以外は置かないこと」
「黒板に問題を書いてる間は、しゃべらずに、書かずに待つ事(黒板の端にメモした公式を見て覚えておくこと)」
「スタートと言ったら書き始めて、しゃべったり他の生徒の答えを見ないこと」

と注意してから始めた。


ゆーっくり説明したので、ほとんどの生徒は思いのほかちゃんと守ってくれたのだが、


やっぱりカンニング疑惑の生徒は複数いる!

まぁ、日本の生徒より分かりやすいので
(ちらちらこっちをうかがう、姿勢が不自然、視線が考えてるときの視線じゃない・・・などなど)
かわいいといえばかわいい。

目が合った時に、「ん?」って顔をして近づいていくと、「わ!わ!」と焦る。

あぁ、すごく「子供らしい子供」だなぁと思いつつ、気を抜けない試験監督をやりぬいた。


さてさて、結果はどうだったのだろうか・・
教えた内容は(ちゃんと出席していた生徒は)どこまで理解できていただろうか・・・


今から採点!どきどき。

2012年10月8日月曜日

電気がくる!?

校長先生が大家さんに、
「家に電気を通すための工事」の件で相談をしてくれているらしい。


ウチに電気がくるかもしれない・・・!!

電気が来たらどうしよう、すごく嬉しい(笑)

何しよう、何しよう、何しよう、



夜電気がついて明るくなる!・・まぁ電池式とソーラー式と灯油式のランランはあるけど。

それと、パソコンがもうちょっと長い時間使える!・・まぁソーラーで元々ちょっとは使えてたけど。


・・それと・・・・それと、あれ、あとはなんだろう?



意外にも、電気がない生活に慣れてきている自分を発見した。

「持っていないから、欲しいのである」

「ただし、なくても何とかできていたのである」

むしろ、いつまでも明るくてパソコンが使えたら、
夜更かししたり家に引きこもっちゃったりする弊害が出てくるんじゃなかろうか(笑)




じゃあ電気はいりませんか?って聞かれたら

・・・とりあえずください!って答える。


不思議な感じ(笑)

2012年10月7日日曜日

数学コンペ

昨日は数学コンペを行った。
先輩隊員が中心となって企画し、ウチの周辺の学校に呼びかけたのだ。

Form2(中学3年)の国家試験の対策として行ったコンペで、
いろんな学校から選抜してもらった生徒を集めて、学校対抗で競ってもらうというもの。

結局6校(50名程度)が参加をしてくれ、大規模なものになった。


コンペの流れとしては

<1.問題を解く>

<2.解説を聞く>
 
 
<3.仲間同士で教えあう>
 
<4.最初に解いた問題に「似た問題」を解く>
 

といった感じで、これを午前と午後で2回行った。



<2.解説を聞く>では、
 それぞれのチーム内で生徒を3分割して、別々の教室に行ってもらい、
 「教室Aでは1,2番の解説」「教室Bでは3,4番の解説」「教室Cでは5番の解説」
 というように、それぞれ違った解説を聞く。
 
 ↓
 その後チームの生徒が集まり、<3.仲間同士で教えあう>のである。




〇一番平均点が高かった学校
〇解説と教えあいを経て、一番点数が上がった(伸び率の高かった)学校
〇全体の中で一番成績がよかった生徒
〇それぞれの学校の中で1番成績がよかった生徒
にはそれぞれ賞品が与えられる。


結果的にどの学校もよくできるようになった。

国家試験の過去問からよく出ているタイプのやつをもとに問題を作ったので、
ここでの成長は実際の試験でも役に立つと思う。


また、他の学校の生徒と共に活動をしたり、他の学校の先生に教えてもらったりして
生徒同士のよい刺激になったことだと思う。


問題がたくさん発生したり、課題がいろいろあったりはしたけれども、
結果的に大成功だったと思う。
こういう機会が持ててすごくよかった!これから自分でもいろいろチャレンジしていこうと思う。

2012年10月5日金曜日

恵みの雨と選挙

昨日は日中に雨がザーザーと降っていた。

天気で言うと、今日は「雨」・・・・・・アフリカに来て初めての体験だと思う。

他の先生や生徒は割と喜んでいて、せっせと雨水を集め始め

屋根に降った雨を一か所に集め、それをバケツにためる
バケツがいっぱいになったらすぐ新しいバケツにチェンジ!

職員室にいると、しばらくして教育実習生が
「ムング(神様)が水をくれました~♪」
と言ってペットボトルに雨水をためて持ってきた。

試しに飲んでみると、甘い感じがして結構よかった!


ここでは雨って「嫌なもの」ではないんだなぁと実感。楽しい一日だった。


☆☆☆
今日は「生徒会の選挙みたいなもの」があった。
生徒が木陰に(体育館やグラウンドはない)集まって、演説と投票を行ったのだ。


しゃべるのがうまい子は本当にうまい。
堂々としていて、盛り上げたり笑いもちょこっと取り入れたり・・・

また、聞く方も盛り上げ上手で、「イエーイ!!」みたいなのは恥ずかしがらずに言う。


日本とは雰囲気が違っていて、面白いなぁと思った。
パフォーマンスや笑いしか印象に残らなかったり、ザワザワが収まらなかったりなど、
少し課題もあるのだけれども、バランスよくできれば最高かなと思う。



ちなみに、話は変わるのだが

あぐらをかいている生徒がいなかった。そういう文化がないから、膝が固くなってしまって、
「やってみて」
と言っても、膝が地面までつけられないのである。

ただあぐらをかいただけで、
「ヨガってやつだな」
「トレーニングだな」
と言われるのはちょっと面白い(笑)

2012年10月4日木曜日

あれ・・先生がいない

今、正規の教員があまり学校に来ておらず生徒が暇そうにしていて、
なぜだろうと思って聞いてみたのだが、

「みんな出身大学に、教員免許状が正しいということを証明してもらいに行っているんだ。
 調査チームが来た関係で、証明する必要ができたから。
 ・・みんなが戻ってくるのは来週くらいになるかな。」

ということだった。

・・・なんで今なんだ(>_<) と思ってしまった。

そもそも、11月の国家試験を見据えて行った模擬試験の結果が悪かったから
調査チームがやってきて、「今後の改善を期待します」と言ったのだ。

その国家試験を来月に控えた今、正規教員が学校にいなくてどーすんだ、
と感じる。試験が終わってからにせんかーい!

・・・が、自分にとってどうしようもないことをグチグチ考えても仕方がない。


今自分にできることだけを一つ一つやっていく!



☆☆☆
最近は近所に知り合いが増えてきて、買い物の時にマーケットを案内してくれる友達や、
(平日でも)「飲みに行こうぜ」と誘ってくれる友達などがいて、日々楽しい。

お金はなくて毎日決して贅沢はできないけれど、ゆっくり生活していろんな人としゃべって・・・
こういう生活に慣れてきたのだと思う。・・・ちゃんと日本社会に復帰できるかな?(笑)


ただ、仕事が手抜きになっているわけではない。むしろ「仕事がすべて」になっていないからこそ、日常にたくさんの「ムダ」があるからこそ、仕事がうまくやれているように思う。

価値観だけでなく、「教員としての仕事観」も変わってきている。


これまで、「生活のほとんどを学校に捧げて、いつも生徒のことを考えているのがいい教師」という風に考えていたけれど、それだけではないかもしれないと思うようになった。

いろんなところへ遊びに行って、いろんな友達がいて、大事な家族がいて、毎日を楽しんでいて・・・
そんな風にまず自分自身が幸せで、だからこそ人に優しくできる教師

そうあれたらいいなと思う。

2012年10月2日火曜日

準備不足

今、平行について授業をしているのだが・・・最近、自分の準備不足を痛感(>_<)


こちらの生徒は、数学の図形を扱うのが苦手(図工が苦手というわけではない)。

例えば、こんな図を描いたとする。

それを生徒(中学2年生)が写すと、こんな感じで描く生徒がたくさんいる。

 

すごく惜しいのだが、違う・・・
日本では小学校の学年が上がっていくにつれてこの間違いは解消されていくのだが、
こちらではおそらく学習が不足しているため、中学生でもこのように間違うのだ。


だから、平行という内容を教えるにあたって、
この図を紹介して、角aと角bは等しいですよ、と言った後で、

これを見せても、角aと角bは等しいということがピーンとこない生徒が結構多い。
上の図形と下の図形を、関係ないものだと思っているのかもしれない。

また、以下のような状況のとき、
生徒の解答を見てみると、角aと角bが同じ角度になっている生徒も見られた。




う~ん、すごく根本的な所でつまずきがあるなぁという感じだった。

「小学校レベルのことから段階をふんで教えなきゃわかってもらえない可能性がある。」
これがこちらにある実情。

つまずきを減らすために、教える順番や図、説明する言葉などをしっかり考える必要がある。
時間はかかるけれど、しっかり準備することが大切になるだろう。

2012年10月1日月曜日

数学の教科書―イギリス

図書室には、イギリスの教科書も多数寄付されている。
「どんな感じかな~」と思って見てみた。15年くらい前の数学の教科書なんだけれど、

・・・あー、すごいな!と感動(^_^)

たくさん感動したポイントがあったので、そのうちいくつかを紹介


単元の初めは、インタビュー
実際にその数学の知識を活用している職業の人が登場する。
学者さんや技術者ばかりでなく、様々な職種の人達なので楽しい。
 
 
他の教科との関わりをたくさん取り上げている。
化学や物理、生物などが主だけど、それ以外の物もあって楽しい。

 
 
イラストがしっかりしていて、現実味がある。
いらない絵が多いという見方もできるけど、単純に楽しい。
 
 
人の写真やエピソードがたくさん載っている。
数学に対して親近感がわく手助けになるかもしれない。
 
 
まとめも、コンパクトでしっかりとしていて見やすい
 
 
スパイラルレビュー
以前に学習した単元を、忘れたころにもう一度復習する問題
 
 
 
などなど。興味を持たせるための工夫がたくさんあって、面白いなと思った(^_^)
日本の教科書と比べて、どっちがいいとか悪いとかは一概に言えないんだけれども、
 
少なくとも自分が今後授業を作っていくときに、こういった手法は参考にしていきたいと思った。