2012年6月29日金曜日

タンザニアへ来て

タンザニアに無事到着し、到着してから3日目の朝。

今のところ、元気!

生活している寮(ドミトリー)には、速度は遅いけど無線ランがあって、
メールとかちょっとした画像なんかは見られる状態。
ドミで生活する1か月半くらいの間は、停電しなければみんなと連絡が取れるはず(^_^)


町を歩くと周りは黒人ばっかりで、スワヒリ語が飛び交う。
でも、海外にいるという実感はあっても、「アフリカ」に来たという実感はまだない。

今生活しているところは、タンザニアでダントツで一番発展している都市ダルエスサラーム。
電気もあるし、きれいなオフィスもちょいちょいあるし、ネットもつながるし。
スーパーもあるし、クリーニング屋もあるし、etc

便利だし、ちょっと海外旅行してるときのような、安心した感覚が自分の中にある。


でも、これじゃあいけなくて。

今受けているオリエンテーションの中で、
「危険」
についてすごくたくさんの話を聞いた。
隊員に起こった事件の事例だったり、近隣で起こった事例だったり

つい2日前にも先輩隊員がひったくられそうになったとか
海岸沿いで斧で頭を割られて身ぐるみをはがれた人がいたとか
今日、空き巣が発生しました、とか

この町でタイムリーで事件が起こっていること、まだ実感はないけど、本当に意識したい。
意識し続けることで、自分の目が曇らずにすむのかなと思う。
2年間、死なずにいられるかどうかにも関わってくる。


いい意味でも悪い意味でも「アフリカ」

自分にはまだいろいろなことを見抜く(見分ける)視点が足りていないけれども、
「なんとなく慣れました」
ではなく、アンテナを高く張り続けて、洞察し続けて
「アフリカのタンザニアってこんな国だよ」
ってちゃんと説明できるようになりたいと思う。

日本と違っていいところ悪いところ
日本と同じでいいところ悪いところ

探していきたい。
見つけ次第ブログにアップしていく予定!

ちなみに、
・夜は蚊が飛ぶから、無防備に出歩いたりしないほうがよい。刺されてマラリアに感染することがあり、重症化すると死んでしまうこともある。つい最近、隊員が外国に緊急輸送された
 
 →寝るときは蚊帳の中で布団をひいて寝ています。

・写真を撮るとつかまってしまう場所がたくさんある。空港とか病院とか港とか・・・軍隊を持っている国なんだなと思う。

・目上の人を敬う文化がある。目上の人に対するあいさつ「シカモー」がある。それに対する返答は「マラハバ」で、先輩隊員による日本語訳では「あなたを尊敬しています」「うん、わかってる、私は君よりえらいからね」って感じらしい、ほんとか?(笑)

・挨拶をとても大切にしていて、いったん挨拶が始まると長いらしい。掛け合いがたくさん続くみたい。「調子どう?」「いいよ、あなたは?」「いいよ、仕事はうまくいってる?」「いい感じ、あなたは?」・・・・・・・・・・

・携帯電話は、まあ普及しているので、通話とSMSはできる。プリペイドカードを買うと、その料金の分だけ使用できる。

2012年6月25日月曜日

出発


今日、成田を出発する。

訓練終了してから、準備や挨拶周りなどでブログが滞ってしまっていた。

毎日毎日、たくさんの人と話して、「一人じゃないんだな」というのを実感させられた期間だった。周りからたくさんのサプライズや励まし、プレゼントなどをもらって、幸せな気持ちで出発できることに感謝したい。

実家もあと2年帰ってこられないんだな~って思って見てみると、自分のルーツになる部分が見えて面白かった。例えば、トイレにでっかい世界地図が貼ってあって、そういえば毎日これを見続けてたんだよな。こういうのも、協力隊に応募した原因のひとつになってるんだろうな、って思った。

過去の自分を知っている人たちと会って話(とかメール)をしていく中で、タイムスリップして自分を振り返ることができたと思う。自分がどうして今の自分になっているのか、ちょっと分かって楽しかった。これを原動力にして、任国へ行ったら、後ろは振り返らず、前だけ見てガンガン進んでいきたい。


つらいことが多いのは 感謝をしないから
苦しいことが多いのは 自分に甘えがあるから
悲しいことが多いのは 自分のことがわからないから
心配することが多いのは 今を懸命に生きていないから
行きづまりが多いのは 自分が裸になれないから

これまた、我が家にはってある言葉()
ほんまにこの通りなんだよなーって思う。ポジティブに変換すると、

  
感謝をして つらいことがなくなる
チャレンジをし続けて 苦しいことがなくなる
自分のことをちゃんと見つめて 悲しみがなくなる
今を懸命に生きて 心配がなくなる
自分が裸になって 行きづまりがなくなる


がんばってきたい(^0_0^)

2012年6月17日日曜日

オープンでオープン

訓練が終了してから2日間はとにかく遊びまくり、やっと実家に戻ってきた。
あと1週間ちょいでタンザニアへ行くというのはちょっと驚きで、まだ実感がわいていないというのが本音かもしれない。

友人が用意してくれた「持ち物リスト」を見ながら、明日からは準備をぼちぼち始めなきゃいけない。表敬訪問や挨拶まわりなどもあるから、バタバタしそうだけれど、人と関わることはとにかく積極的に楽しんでいきたいな、と思う(*^^)

昨日今日といろんなところへ行って遊びながら、コーヒーショップの店員がこっそりたくさんのゴミを捨てさせてくれたり、メシ屋の店員が店の隣にある家までばんそうこうを取りに行ってくれたり、チェックアウト時刻を過ぎても笑顔で路線のことを教えてくれたフロントのおばちゃんがいたり、道をめっちゃ親切に教えてくれた通りすがりの人がいたりなど、すごくたくさんの優しい人と出会って話せた(*^^)運がいいっていうのもあると思うんだけれど・・・

実は、訓練を経て「人に話しかけること」が平気になった。訓練メンバーが良い人たちすぎて、人に対する恐怖心のようなものがなくなったのかなと思う。道にいる人でも、隣で手を洗っている人でも、トイレを待っている外国人でも、話しかけたりちょっとしたお願いをしたりする(してしまう?)ようになった。

「取材をするときは、自分の話もして、気持ちをオープンにすることで相手もオープンに話をしてくれる

ということをメンバーから聞いたが、こっちがオープンに接することで向こうもオープンに接してくれることって、あるんだなって思った。(もちろんうっとおしがられることもあるだろうけど・・・)

うっとおしがられない範囲で、人とどんどん関わっていったら楽しいかな、と思った(@^^)/

2012年6月14日木曜日

仲間を感じること

今日、訓練が終了する(予定)。

変わったかなと思うこと
→チャレンジしたいと思ってからするまでの壁がすごく小さくなった
→英語に対する苦手意識がだいぶ減った
→人前で話すことにけっこう慣れた
→テキトーになった  etc

これまでブログに、訓練生活の中で思ったことや学んだことなどを書き続けてきた。
一番大切だなって思ったことは・・・



実は、3日前に心のバランスが崩れちゃって、そのときは人と一緒にいるのがつらくて仕方がなかった。最低限自分の仕事をやったらすぐに人の輪から逃げたりしてた。
訓練生活がもうすぐ終わるのに何でこんな状態になってるんだろうって思うと泣けてきて、一人でもっと落ち込んで、耳も遠くなったり足がしびれたりしてたような気がする。

でも、すれ違いざまに「大丈夫?元気ないね」って言ってくれたり、ラジオ体操が終わった後に「たにー元気だしてね」って言ってくれたり、ずーーーっと周りのみんなが心配して声をかけてくれて、普段バカなことばっかり言い合ってる友達がメッセージをくれたりして

昨日、朝から完全復活、元気でいられたのは本当に仲間のおかげで、朝、目が合った瞬間に「顔色よくなったね」って言ってもらえた時、みんなの優しさを感じてほんとにうれしかった。


一番大切だなって思ったことは、「仲間を感じること

遠く離れていても、連絡を取り合っていなくても、いつもどこかで仲間ががんばっている。何か困ったことがあったら助けてくれるし、こっちも助ける。

任国へ行っても、これまでに出会った仲間を感じながら、活動をしていきたいと思った。

2012年6月10日日曜日

やった方が

明日は語学最終試験。
これで一定の成績を残せなければ、派遣がなくなるので、みんなプレッシャーがかかっている。

今日は、すごーく心に響いた言葉があったのでここに残したいと思う。

自分はこれまで、やるかやらないか迷った時に、「やった方がイイ」と思ったらやるようにしていた。会議でも生徒指導でも、「やった方がイイからやりましょう」ということを言ってきたように思う。

今日、小学校の先生をしていた人と話をしたんだけれども、その中で、やるかやらないか迷った時に、「やった方が楽しい」と思ってやるようにしているって言ってた。児童にも、「やった方が楽しいからやろうよ」って話をしていたらしい。

この2つの考え方には、微妙だけれど決定的な違いがある。それは、僕の言葉に「やった方がいいから、つらくても苦しくてもやりましょう」というニュアンスが含まれているというところ。

やった方が楽しい、という発想は素敵だなと思った。

とりあえず、
今日は楽しんで英語の勉強をすることができそう(@^^)/・・・いつまで続くかは不明だけど(笑)

2012年6月9日土曜日

劣等感

最近よく、「劣等感」と「リラックス」について話をする。

僕は、自分の行動の根本には「劣等感」があると思っている。

他人と自分とを比べて落ち込んだり、妬んだり、他人を悪く言ったり、強がったり、ありえない期待をしたり、etc

この「劣等感」っていうのはたくさんのストレスを自分に与えてくるので、精神衛生上あまりよろしくないものだと思う。もし「劣等感」をなくすことができれば、「リラックス」して生活することができると思うし、周りの人に悪い影響を与えずに済むんじゃないかなと思う。

ただ、「劣等感」は悪いことばかりではなくて、これのおかげで今までしんどくても頑張れた、というのは事実。頑張ったり成長したりするためには、ずっと持ち続けていないといけないのだろうか。。
と思っていた。


だけど、この訓練所の生活の中で、劣等感を抱かなくても成長していけるということが分かった。(分かったからって実践できるわけじゃないけど・・)

自発的で、能力を持った人たちが周りにわんさかといるこの状況で、いちいち
「目立ってるな、うらやましいな」「かっこいいな、ああなりたいな」「みんなから感謝されてるのがうらやましいな」「成績イイのがうらやましいな」「仕事ができるな、腹立つ」・・・
なんて思ってたら、毎日ストレスの嵐になってしまう(笑)

「すごいな」って素直に思ったら、その人みたいになろうとしなくていいと思う。
「あの人はこんなことができるんだ、すごい、ありがとう」→「じゃあ、自分は自分にできることだけをがんばろう
って考えると、すごく「リラックス」できるし、結果的にいいことが起こると思う。

自分にしかできないことや、自分にしか気づけないことがきっとあると信じて、やる!

お世話になった「劣等感」とお別れをしようと思っているこのごろ。

2012年6月8日金曜日

最後の○○

今日は理数科のtechnical term の最終試験が終わった。

「最後の○○」というのがどんどん終わっていく。

達成感はあるし、ほっとするところはあるけれど、実は結構さみしいものがある。

たった2か月だけれど、ほんとに楽しかったし、ほんとに頑張った。

出会えた仲間ともいったん離れ離れになるけれど、このつながりが世界中に広がっていくんだって思うと、すごく勇気がもらえる。


まだ決定してはいないけれど、平成24年1次隊のテーマ曲は「オワリはじまり」(かりゆし58)

もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい


やっとここから自分たちの海外ボランティアは始まるんやんね。

訓練生活は残りわずか!親友と語り合ったり、燃えるような恋をしたり、一生忘れないような出来事を起こしたり、かけがえのない時間を胸に刻み込んで、悔いなく旅立ちたい。


2012年6月6日水曜日

スパイラル

滞っていたブログ・・・何をしていたのかというと

①今まで受けてきた講座に関する最終テスト
②JICAから評価される、最後のプレゼンテーション(テスト)
③講座委員が企画運営する講座の、企画
④文化祭に向けての準備
などなど

なんだか忙しかったものの、最後の山は越えたかなという状況。
あとは語学の勉強だけかなと思うと、気が楽になる・・・・


と言いたいところだけれど、


むしろ今までいろんなことに首をつっこませてもらってバタバタバタバタやってきたので、やることがなくなると、余ったエネルギーをどこかに使いたくなってくる。何にもしない方がソワソワしちゃう。

この訓練所に来て、自分が抱えられる仕事量の限界点が高くなったように感じる(来る前と比較して)。

ここにはたくさんのチャンスがあって、とても全部をやることはできなかったけど、できるだけチャレンジしてきたつもり

ところが、これが徒労で終わらずに、チャレンジすればするほどもっとエネルギーをもらえたのは、

メンバーが良かったから!!

というのは間違いない。
みんながみんなのためにプラスαの気持ちで行動する。そして、頑張った人を絶対に放っておかない。感謝したり励ましたり、そういうプラスの向きのスパイラルがあって、みんながこの2か月でどんどんかっこよくなってきているなぁって、個人的には思ってる。

今後どこへ行ったとしても、こういうプラスの向きのスパイラルを起こせる人でありたいなと思った。

2012年6月1日金曜日

ポジティブに変換!

今日は最後から2個目の模擬授業。

生徒指導も練習しなアカン!ということで生徒役の人達は、勝手に隣の人と話し始めたり立ち歩いたり居眠りしたりetcしてくれました。授業中に2カップルが成立するというハプニングも起こしてくれました(笑)

注意をしようとするんだけどうまくいかなかった。その原因としては3つあるのかなと思っていて、

①演じている生徒との人間関係が不明だった。
②学校としてどんなことを目指していて、生徒指導に関してどういう体制になっているのかが不明だった。
③新しい授業スタイルと、これまでの4年間で自分がしてきた生徒指導方法とのズレ、ギャップがあった。

・・・なんだかどれも悩ましくて(笑) 今まで自分がしてきた指導って、その学校の生徒指導システムに頼りきった指導方法だったんだなって実感した。(もちろんそのシステムが悪いってことではない。)・・・うまく表せられないけれど、「自分の人間性は、これまでの教員生活の中でちゃんと出ていたのかな?」と考えてしまった。自分は、誰とでも交換可能な、特徴のない人材だったのかもしれない。

じゃあ今の自分の人間性を前面に出したとして、そんな自分ってどうなのよ?・・・想像してみる・・・う~ん、こんなヤツは教師ではない・・・本来的に向いていないんじゃないかという気さえしてきた。

非常にネガティブになってしまったが、ぐちぐち言ってても何にもならないので、ここからはぜーんぶポジティブに変換していってみる。

・将来的に、いろんな学校の生徒指導システムや、誰か個人の生徒指導の方法を学ばせてもらって、徐々にできるようになればいいじゃないか!
・仕事は仕事なんだから、100パーセント素の自分で教師をやるのは難しいし、素でやることはmustじゃないはずだ!
・誰とでも交換可能だとして、ちょっとでも使ってもらえたらもうけもんじゃないか!
・まだ26なんだから、これからいくらでも変われるはずじゃないか!もしくは、どうしても向いていないなら職だってまだ探せるじゃないか!

なんとでもなる!よく考えて実行して失敗しての繰り返しの中からいろんなものを得たい(*^^)v

きっとこの経験は一生忘れない

滞っていたブログ・・・毎日何をしていたのかというと・・・

昨日は所外活動で大玉村の仮設住宅へ行き、小さなイベント「JICA祭り」をさせていただきました!

~プログラム~
<午前の部>
・うどん作り
・ホットケーキ会
・ソーラン節
・KARAダンス(男子は女装して民族衣装)
・コーラス隊
・音楽会
・漫才
・「富岡わが町」歌&踊り
→その他タロット占いなど

<午後の部>
・刈った草の回収をしまくる

20~30人くらいの方々がお忙しい中集まってくださいました!
今まで福島県にいて、自分の訓練のことしかできていなかったから、ボランティアらしいボランティアができて本当に良かった。笑顔を見るたびにこっちが幸せになっていくのを感じた。ボランティアって多分、人のためだけっていうより、自分のためでもあるんだなと改めて思った。

さて、これだけのプログラムを行ったわけだけれども、なんと準備期間は約2週間!!メンバーは13人だったから、一人で何個も掛け持ちしてた状況。

終わってから思うけど、これだけやるのってなかなかできないんじゃないかな。音楽なんて一から練習で、このために楽譜が誕生したくらいなんだから。

間違いなく、メンバーが最高だった!

いろんな特技を持った役者ぞろいで、さらに全員がリーダーシップを持ってて、いろんなことに気付くことができて、何事にもプラスαの気持ちを持っている人たちだった。このメンバーだったから、イベントは成功できたんだと確信している。みんな準備めっちゃ大変だったけど文句言わずに笑顔でいてくれた素敵な人たちでした。

本当にありがとう(@^^)きっとこの経験は一生忘れない!

幸運にもこのメンバーのリーダーをさせてもらっていたんだけれども、実はそこそこ失敗をしていた部分があったので、これからのために思いつくものはメモをしておこうと思う(笑)

・人に役割を振ったのならサポートに徹するべきで、奪おうとしちゃいけない。結果的に全体にとってマイナスの影響を与えることになる。人は信じるから信じてもらえる。
・先手先手で動くことが大事。時間ギリギリになって人を集めようとしても難しい。ただ1日早く声をかければ簡単に集められる。
・コミュニケーションは顔と顔を合わせて声と声でとるのが一番確実で早い
・申請や手配などは最優先で早い段階で済ませておくこと。却下された場合、日にちがあれば何とかカバーできる。
・「恥ずかしい」、「めんどくさい」から起こるすべての妨げを克服すること。自分に限界を作るのがこの2つ