2012年11月9日金曜日
まだまだこれから
「タンザニアの人のために自分ができる事ってなんだろう?」
国際協力をするためにこの国へ来ている立場としては、自分なりの答えを持っていなきゃいかんのかもしれないが、
実はこの疑問に対して答えはまだ見つかっていない。
「そもそも、彼らは本当に困っているのだろうか?」と考えてしまう。
授業がしっかりとなされていない現状があったり、
出席率が非常に低かったり、
自学できる環境が整っていなかったり、
教師の授業が分かりにくかったり、
進学するお金が家になかったり・・・etc
日本と比較してたくさんの課題を見つけることができる。
でも、彼らが「それでも別にいいんじゃない?」と思っていて、生活が成り立っているのなら
それでいいのかもしれないと思うのだ。
貧しくても日々楽しく、挨拶や会話など知人との関わりを大切に生きているタンザニア人にとって、
効率的で勤勉な日本の働き方や勉強の仕方を教え込むことって、どうなのだろうか?彼らに合うのか?
分からない、というのが正直な所・・・
彼らが自ら進んで「それいいね。真似したい。」って思ってもらえるような事でないと、取り入れてもらうことは難しいのだろうと思う。
日本とタンザニアの違いに日々頭を悩ませたり、時々イライラしてしまうこともあるけれど、
こちらにはこちらの、長い歴史を持つ文化があるのだから、
自分もこの地で、働き方や生き方を勉強をさせてもらうくらいの気持ちでい続けたいと思う。
たくさん話して、たくさん関わっていく中で、彼らのニーズを見つけていきたい。
学校に勤めて2か月が経ったが、まだまだ「観察」の期間にいる。
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