2、3週間前にお腹を壊したが、今ではすっかり治ったので「よかったよかった。」
と安心していたのだが、
お腹を壊す前に一緒にご飯を食べた韓国から来ているボランティア(KOICA)の人が、
腸チフス
にかかっていたということが分かった。
「腸チフス」とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<症状>
約7日~21日の潜伏期間の後、38~40℃の発熱が出現します。頭痛、寒気、身体のだるさを伴いやすく、腰痛、背部痛が出る事もあります。下痢、食欲不振、吐き気、嘔吐といった症状は少なく、むしろ、便秘傾向になりがちです。発熱は40℃以上に上がる時もあります。また、夜間に高熱で、朝には下がるのは比較的特徴的な熱の出かたです。発熱する前に、風邪様症状、軽い食中毒様症状が出る場合もあります。その他、特徴的な症状として、高熱のわりに脈拍数が少ない(毎分100回以下)、脈が規則的でなく、乱れる(多いと毎分10回、脈が途切れる)、脾臓がはれる、胸、お腹、背中に直径2~5ミリメートル程度の、ピンク~紅色の発疹(バラ疹:熱が高い時に出現し、数時間で消える)の出現があります。発熱以外の症状を殆ど伴わない事がありますが、これも腸チフスの一つの特徴と言えるかと思われます。約5%の確率で脳・髄膜炎を合併すると考えられております。
<経過>
治療を行わないでも、3~4週間で回復しますが、2~3週目に腸に孔があいたり、腸出血などの合併症が15~20%程度で出現し、死にいたる場合があります。また、再発したり、慢性のチフス菌保菌者になる事もあります。腸チフスに一度罹ったら抗体という抵抗力ができますが、この抗体はチフス菌が存在しない地域(日本等)での生活を続けますとなくなります。抗体がなくなるまでの期間には個人差がかなりありますので、一度罹ったから大丈夫だとは言えません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「外務省:世界の医療事情 各論1 腸チフス」より」
えぇぇ~!もしもコレにかかってたとしたらどうなのだろう。
・・・たまたま重症にならなかっただけ?(もしくは死ななかっただけ?)
・・・症状がなくても菌は体の中にいるの?
・・・菌を日本に持って帰ったら隔離されちゃうの?
不安がぐるぐると頭をよぎり、
心配になって病院を受診した。こちらに来て初めての受診である。
まずはマラリアの検査から始まった。
さすがはアフリカである。一番に疑われるのはマラリアなのだなと思った。
今回は「陰性」・・・まぁ、熱はなかったし、予防薬も飲んで蚊対策しっかりしてるから当然。
次はバクテリア検査。検便をして結果を待つ。
しばらくして検査担当の人から渡された結果用紙に、
「+++」
と書かれていた。
・・・・プラス?陽性ってこと?
と冷や汗をかきながらドクターの部屋へ行った。
ドクターいはく
「マラリアではない。そして・・・バクテリアもいない。帰っていいよ。」
あぁ~、よかった!ひとまず安心。
結局ただの食あたりだったのだろうか。
・・と思ったが、よく思い出してみると、我々日本から来たボランティア(JICA)は、以前に腸チフスの予防接種を受けていたのである。
予防接種のおかげで防げたのかもしれない。それにしてもJICA、さすがだなぁ。感謝感謝。
いろいろ病気に気を配るね・・・・
返信削除これからもいろんな病気に出会うかもしれないが
2年間それらを乗り越えなければならない
つきなみながら衛生にはことのほか気を使って
生活して下さい
とにかく自信を持ってポジに頑張ろう。(P子)