2012年11月30日金曜日

私のボランティアスピリット・・?

ちょっと前に他の隊員と話をしたのだが、その中で
自分にとって思いもかけない発言を、自分がした事に驚いた。


「僕は、ボランティアを『してあげている』とは思わないし、ボランティアを『させてもらっている』とも思わない」


前者はいいとしても、後者の意見はいかがなものだろうか・・・(自分で言っておいて)


後になって、ちょっと自分の頭の中を整理してみた。



自分の中に「タンザニアの人たちと対等でありたい」という思いがあるんだと気付いた。

自分が偉そうに上から与えるでもない、
自分がへりくだって、彼らのために自己犠牲をするでもない、


同じように働いて、同じように休んで、同じ立場で仕事を分担していきたい


確かに自分は、「言葉がつたない事」と「タンザニア文化を知らない事」という巨大な弱点を持っているけれど、

「数学教育に関する知識は同僚より持っている事」、「タンザニア外の文化(日本だが)を知っている事」、「言葉や文化を知らないからこそ、生徒と一緒に成長していける事」、「理数科教師の不足分を授業で補える事」など、強みになる点も持っている。(こじつけもあるケド)


だから、日本で働くのと同じような気持ちで、
自分が抱えられそうな仕事でも、同僚と対等に分担してやっていたいのだ。


その中で、「こうすればうまくいくかもしれない」とか、「日本ではこうやっていたけど、どうかな?」とか、少しずつ現場の共感を得ていって、結果的に何かほんの少しでも、彼らにとってプラスになることが起こればいいなと思う。


「いや~、ほんとにがんばってくれた、いなくなると今後困っちゃうよ」
というより、
「一緒に仕事ができて楽しかった、充実できた。」
って言われるような活動を目指したいなと思う。



(実際、タンザニアで活動をしているこの状況、環境を与えられたことにはものすごく感謝をしている。たくさんの人の支援や、日本のお金が動いているのである。また心配してくれている家族や友達、知人もたくさんいる。感謝しますという言葉は、毎朝口に出すようにしている)

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