こちらの生徒は、数学の図形を扱うのが苦手(図工が苦手というわけではない)。
例えば、こんな図を描いたとする。
それを生徒(中学2年生)が写すと、こんな感じで描く生徒がたくさんいる。
すごく惜しいのだが、違う・・・
日本では小学校の学年が上がっていくにつれてこの間違いは解消されていくのだが、
こちらではおそらく学習が不足しているため、中学生でもこのように間違うのだ。
だから、平行という内容を教えるにあたって、
この図を紹介して、角aと角bは等しいですよ、と言った後で、
これを見せても、角aと角bは等しいということがピーンとこない生徒が結構多い。
上の図形と下の図形を、関係ないものだと思っているのかもしれない。
また、以下のような状況のとき、
生徒の解答を見てみると、角aと角bが同じ角度になっている生徒も見られた。
う~ん、すごく根本的な所でつまずきがあるなぁという感じだった。
「小学校レベルのことから段階をふんで教えなきゃわかってもらえない可能性がある。」
これがこちらにある実情。
つまずきを減らすために、教える順番や図、説明する言葉などをしっかり考える必要がある。
時間はかかるけれど、しっかり準備することが大切になるだろう。
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