2013年10月6日日曜日

教師って言っても

半年後には日本の学校に復帰しているんだなと考えると、

「日本でちゃんとやれるのか?」

という問題が出てくる



いわゆる受験数学というものから2年くらい離れていることになるので、
「生徒に教える前にこっちが忘れちゃった」
ということも起こるのでは・・・いや、絶対起こる


受験問題を解いて、思い出していこう(笑)




そう、高校で数学を教えているんだ、という話をすると

「すごい、数学の内容が全部わかるんだね」
「入試問題とか、全部解けるんでしょう、すごいなぁ」


とかいうことを結構言われるのだが、

そんなことはない、というのが現状(残念なことに)



数学の内容でも、難しい事は知らないし
入試問題も、解けない問題がたくさんあるし

教師ごとで、数学のレベルは全然違うのだ
(案外これを知らない人は多い)


また教師も人間なので(当たり前だけど)、勉強しなければ公式や解き方も忘れていくから、授業することによって年々知識や技術は蓄積されていくにしても、日々努力(勉強)する必要がある

予備校の先生が講師になって行う「教師向けのセミナー(有料)」というものもあって、若い人からお年をめされた方まで、休みの日にたくさん参加しているくらいだ


スポーツ選手が体力を維持するためにトレーニングをするのと同じように、教師もトレーニングが必要というわけ



今のタンザニアでの生活も、トレーニングといえばトレーニングだが、

数学に関してはジェスチャーや板書の仕方、授業の構成のトレーニングくらいかな

あとは語学と、生きる事のトレーニングという感じだ(笑)



個人的にはすごくよい経験をさせてもらっているし、このことが今後の仕事にも生かせることは間違いないだろうが、

日本で2年間過ごさなかったことによって、得られなかった(あるいは失った)ものもたくさんあると思う


現職教員で協力隊に参加した人たちはみんな同じだと思うが、帰ってからの1、2年は新人のようにがんばって成長していくことになるのだろう

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