どんな終わり方・・・・
今年最後の授業が終了
といっても、授業をしに行ったら生徒が大掃除をしていて、授業ができずに終了したのだが(笑)
これからテストが始まり、それが終わると一か月の長期休暇に入る
ちなみにテストは、地域の学校みんなが同じテストを受けるため、今回は自分で作成をしなくてもよかった
・・・・というか、実は今年は一回もテスト作成をしていない(自分でもびっくりだが)
どうしてそうなったのかという経緯はこうだ
1月~10月までは2年と4年の数学を担当していた。
この2つの学年は、一年の終わりに「国家試験」を受け、進級の判定がなされる。
年間で、前期と後期の2回試験を行うのだが、
前期は「国家試験の模擬試験」があったため、これをテスト代わりにするという学校の方針で、テスト作成をしなかった
後期は、国家試験そのものがあるため、テストの必要がないということになった
どうなのかなぁ?と思うところではある。「今学期に習ったところ」を「そのクラスに合ったレベルで」テストすることってすごく大切なんじゃないかと思うからだ
(模擬試験や国家試験は、すべての学年の内容をハイレベルで問う問題)
校長は、「学校のテストでいい点を取れても、それで調子に乗って、模試とか国家試験で結果が悪ければ意味がない」と言っていたが・・・
資格を取得するためのプログラムならともかく(自動車免許の講習など)、公立の中学高校なのだから、本番でうまくいくかどうかだけではなくて、途中のプロセスをしっかり認めていくことが大事かなぁと思う(まぁ、「中高卒業資格」という資格だと言われればそれまでだけれど・・・)
国家試験を合格しそうにない大多数の生徒にとって、テストは「点のとれないもの」つまり「勉強しても無駄なもの」という捉え方になってしまっているような気がするのだ
進級できなくても、掛け算ができるようになったとか、物事を考える時に工夫するようになったとか、人に説明するのがうまくなったとか、そういう小さなことだけでも力を伸ばせたら、公教育の大きな使命が果たせるように思う
日本の教育システムの中で育ったから、いろんなことに違和感を感じるのかもしれない
でも、今まで当たり前だと思っていたことを、改めて考え直すいいきっかけになった1年だったなと思う。
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