こちらでは一年に2回しか定期テストがないということらしく(ほんとか?)、
それだとテスト範囲がめちゃくちゃ多くなってしまうじゃないか、と思って、
今日Form3の「勝手に中間テスト」を行った。
プリントを印刷して配布して・・・・なんてことはできないので、(定期テストのみプリント印刷・・おそらく業者に依頼)
演習ノートをビリビリっと切り取らせて、黒板の問題を写して解かせる。
「机の上には紙とペン以外は置かないこと」
「黒板に問題を書いてる間は、しゃべらずに、書かずに待つ事(黒板の端にメモした公式を見て覚えておくこと)」
「スタートと言ったら書き始めて、しゃべったり他の生徒の答えを見ないこと」
と注意してから始めた。
ゆーっくり説明したので、ほとんどの生徒は思いのほかちゃんと守ってくれたのだが、
やっぱりカンニング疑惑の生徒は複数いる!
まぁ、日本の生徒より分かりやすいので
(ちらちらこっちをうかがう、姿勢が不自然、視線が考えてるときの視線じゃない・・・などなど)
かわいいといえばかわいい。
目が合った時に、「ん?」って顔をして近づいていくと、「わ!わ!」と焦る。
あぁ、すごく「子供らしい子供」だなぁと思いつつ、気を抜けない試験監督をやりぬいた。
さてさて、結果はどうだったのだろうか・・
教えた内容は(ちゃんと出席していた生徒は)どこまで理解できていただろうか・・・
今から採点!どきどき。
2012年10月9日火曜日
2012年10月8日月曜日
電気がくる!?
校長先生が大家さんに、
「家に電気を通すための工事」の件で相談をしてくれているらしい。
ウチに電気がくるかもしれない・・・!!
電気が来たらどうしよう、すごく嬉しい(笑)
何しよう、何しよう、何しよう、
夜電気がついて明るくなる!・・まぁ電池式とソーラー式と灯油式のランランはあるけど。
それと、パソコンがもうちょっと長い時間使える!・・まぁソーラーで元々ちょっとは使えてたけど。
・・それと・・・・それと、あれ、あとはなんだろう?
意外にも、電気がない生活に慣れてきている自分を発見した。
「持っていないから、欲しいのである」
「ただし、なくても何とかできていたのである」
むしろ、いつまでも明るくてパソコンが使えたら、
夜更かししたり家に引きこもっちゃったりする弊害が出てくるんじゃなかろうか(笑)
じゃあ電気はいりませんか?って聞かれたら
・・・とりあえずください!って答える。
不思議な感じ(笑)
「家に電気を通すための工事」の件で相談をしてくれているらしい。
ウチに電気がくるかもしれない・・・!!
電気が来たらどうしよう、すごく嬉しい(笑)
何しよう、何しよう、何しよう、
夜電気がついて明るくなる!・・まぁ電池式とソーラー式と灯油式のランランはあるけど。
それと、パソコンがもうちょっと長い時間使える!・・まぁソーラーで元々ちょっとは使えてたけど。
・・それと・・・・それと、あれ、あとはなんだろう?
意外にも、電気がない生活に慣れてきている自分を発見した。
「持っていないから、欲しいのである」
「ただし、なくても何とかできていたのである」
むしろ、いつまでも明るくてパソコンが使えたら、
夜更かししたり家に引きこもっちゃったりする弊害が出てくるんじゃなかろうか(笑)
じゃあ電気はいりませんか?って聞かれたら
・・・とりあえずください!って答える。
不思議な感じ(笑)
2012年10月7日日曜日
数学コンペ
昨日は数学コンペを行った。
先輩隊員が中心となって企画し、ウチの周辺の学校に呼びかけたのだ。
Form2(中学3年)の国家試験の対策として行ったコンペで、
いろんな学校から選抜してもらった生徒を集めて、学校対抗で競ってもらうというもの。
結局6校(50名程度)が参加をしてくれ、大規模なものになった。
コンペの流れとしては
といった感じで、これを午前と午後で2回行った。
<2.解説を聞く>では、
それぞれのチーム内で生徒を3分割して、別々の教室に行ってもらい、
「教室Aでは1,2番の解説」「教室Bでは3,4番の解説」「教室Cでは5番の解説」
というように、それぞれ違った解説を聞く。
↓
その後チームの生徒が集まり、<3.仲間同士で教えあう>のである。
〇一番平均点が高かった学校
〇解説と教えあいを経て、一番点数が上がった(伸び率の高かった)学校
〇全体の中で一番成績がよかった生徒
〇それぞれの学校の中で1番成績がよかった生徒
にはそれぞれ賞品が与えられる。
結果的にどの学校もよくできるようになった。
国家試験の過去問からよく出ているタイプのやつをもとに問題を作ったので、
ここでの成長は実際の試験でも役に立つと思う。
また、他の学校の生徒と共に活動をしたり、他の学校の先生に教えてもらったりして
生徒同士のよい刺激になったことだと思う。
問題がたくさん発生したり、課題がいろいろあったりはしたけれども、
結果的に大成功だったと思う。
こういう機会が持ててすごくよかった!これから自分でもいろいろチャレンジしていこうと思う。
先輩隊員が中心となって企画し、ウチの周辺の学校に呼びかけたのだ。
Form2(中学3年)の国家試験の対策として行ったコンペで、
いろんな学校から選抜してもらった生徒を集めて、学校対抗で競ってもらうというもの。
結局6校(50名程度)が参加をしてくれ、大規模なものになった。
コンペの流れとしては
<1.問題を解く>
<2.解説を聞く>
<3.仲間同士で教えあう>
<4.最初に解いた問題に「似た問題」を解く>
といった感じで、これを午前と午後で2回行った。
<2.解説を聞く>では、
それぞれのチーム内で生徒を3分割して、別々の教室に行ってもらい、
「教室Aでは1,2番の解説」「教室Bでは3,4番の解説」「教室Cでは5番の解説」
というように、それぞれ違った解説を聞く。
↓
その後チームの生徒が集まり、<3.仲間同士で教えあう>のである。
〇一番平均点が高かった学校
〇解説と教えあいを経て、一番点数が上がった(伸び率の高かった)学校
〇全体の中で一番成績がよかった生徒
〇それぞれの学校の中で1番成績がよかった生徒
にはそれぞれ賞品が与えられる。
結果的にどの学校もよくできるようになった。
国家試験の過去問からよく出ているタイプのやつをもとに問題を作ったので、
ここでの成長は実際の試験でも役に立つと思う。
また、他の学校の生徒と共に活動をしたり、他の学校の先生に教えてもらったりして
生徒同士のよい刺激になったことだと思う。
問題がたくさん発生したり、課題がいろいろあったりはしたけれども、
結果的に大成功だったと思う。
こういう機会が持ててすごくよかった!これから自分でもいろいろチャレンジしていこうと思う。
2012年10月5日金曜日
恵みの雨と選挙
昨日は日中に雨がザーザーと降っていた。
天気で言うと、今日は「雨」・・・・・・アフリカに来て初めての体験だと思う。
他の先生や生徒は割と喜んでいて、せっせと雨水を集め始め
職員室にいると、しばらくして教育実習生が
「ムング(神様)が水をくれました~♪」
と言ってペットボトルに雨水をためて持ってきた。
試しに飲んでみると、甘い感じがして結構よかった!
ここでは雨って「嫌なもの」ではないんだなぁと実感。楽しい一日だった。
☆☆☆
今日は「生徒会の選挙みたいなもの」があった。
生徒が木陰に(体育館やグラウンドはない)集まって、演説と投票を行ったのだ。
しゃべるのがうまい子は本当にうまい。
堂々としていて、盛り上げたり笑いもちょこっと取り入れたり・・・
また、聞く方も盛り上げ上手で、「イエーイ!!」みたいなのは恥ずかしがらずに言う。
日本とは雰囲気が違っていて、面白いなぁと思った。
パフォーマンスや笑いしか印象に残らなかったり、ザワザワが収まらなかったりなど、
少し課題もあるのだけれども、バランスよくできれば最高かなと思う。
ちなみに、話は変わるのだが
あぐらをかいている生徒がいなかった。そういう文化がないから、膝が固くなってしまって、
「やってみて」
と言っても、膝が地面までつけられないのである。
ただあぐらをかいただけで、
「ヨガってやつだな」
「トレーニングだな」
と言われるのはちょっと面白い(笑)
天気で言うと、今日は「雨」・・・・・・アフリカに来て初めての体験だと思う。
他の先生や生徒は割と喜んでいて、せっせと雨水を集め始め
屋根に降った雨を一か所に集め、それをバケツにためる
バケツがいっぱいになったらすぐ新しいバケツにチェンジ!
職員室にいると、しばらくして教育実習生が
「ムング(神様)が水をくれました~♪」
と言ってペットボトルに雨水をためて持ってきた。
試しに飲んでみると、甘い感じがして結構よかった!
ここでは雨って「嫌なもの」ではないんだなぁと実感。楽しい一日だった。
☆☆☆
今日は「生徒会の選挙みたいなもの」があった。
生徒が木陰に(体育館やグラウンドはない)集まって、演説と投票を行ったのだ。
しゃべるのがうまい子は本当にうまい。
堂々としていて、盛り上げたり笑いもちょこっと取り入れたり・・・
また、聞く方も盛り上げ上手で、「イエーイ!!」みたいなのは恥ずかしがらずに言う。
日本とは雰囲気が違っていて、面白いなぁと思った。
パフォーマンスや笑いしか印象に残らなかったり、ザワザワが収まらなかったりなど、
少し課題もあるのだけれども、バランスよくできれば最高かなと思う。
ちなみに、話は変わるのだが
あぐらをかいている生徒がいなかった。そういう文化がないから、膝が固くなってしまって、
「やってみて」
と言っても、膝が地面までつけられないのである。
ただあぐらをかいただけで、
「ヨガってやつだな」
「トレーニングだな」
と言われるのはちょっと面白い(笑)
2012年10月4日木曜日
あれ・・先生がいない
今、正規の教員があまり学校に来ておらず生徒が暇そうにしていて、
なぜだろうと思って聞いてみたのだが、
「みんな出身大学に、教員免許状が正しいということを証明してもらいに行っているんだ。
調査チームが来た関係で、証明する必要ができたから。
・・みんなが戻ってくるのは来週くらいになるかな。」
ということだった。
・・・なんで今なんだ(>_<) と思ってしまった。
そもそも、11月の国家試験を見据えて行った模擬試験の結果が悪かったから
調査チームがやってきて、「今後の改善を期待します」と言ったのだ。
その国家試験を来月に控えた今、正規教員が学校にいなくてどーすんだ、
と感じる。試験が終わってからにせんかーい!
・・・が、自分にとってどうしようもないことをグチグチ考えても仕方がない。
今自分にできることだけを一つ一つやっていく!
☆☆☆
最近は近所に知り合いが増えてきて、買い物の時にマーケットを案内してくれる友達や、
(平日でも)「飲みに行こうぜ」と誘ってくれる友達などがいて、日々楽しい。
お金はなくて毎日決して贅沢はできないけれど、ゆっくり生活していろんな人としゃべって・・・
こういう生活に慣れてきたのだと思う。・・・ちゃんと日本社会に復帰できるかな?(笑)
ただ、仕事が手抜きになっているわけではない。むしろ「仕事がすべて」になっていないからこそ、日常にたくさんの「ムダ」があるからこそ、仕事がうまくやれているように思う。
価値観だけでなく、「教員としての仕事観」も変わってきている。
これまで、「生活のほとんどを学校に捧げて、いつも生徒のことを考えているのがいい教師」という風に考えていたけれど、それだけではないかもしれないと思うようになった。
いろんなところへ遊びに行って、いろんな友達がいて、大事な家族がいて、毎日を楽しんでいて・・・
そんな風にまず自分自身が幸せで、だからこそ人に優しくできる教師
そうあれたらいいなと思う。
なぜだろうと思って聞いてみたのだが、
「みんな出身大学に、教員免許状が正しいということを証明してもらいに行っているんだ。
調査チームが来た関係で、証明する必要ができたから。
・・みんなが戻ってくるのは来週くらいになるかな。」
ということだった。
・・・なんで今なんだ(>_<) と思ってしまった。
そもそも、11月の国家試験を見据えて行った模擬試験の結果が悪かったから
調査チームがやってきて、「今後の改善を期待します」と言ったのだ。
その国家試験を来月に控えた今、正規教員が学校にいなくてどーすんだ、
と感じる。試験が終わってからにせんかーい!
・・・が、自分にとってどうしようもないことをグチグチ考えても仕方がない。
今自分にできることだけを一つ一つやっていく!
☆☆☆
最近は近所に知り合いが増えてきて、買い物の時にマーケットを案内してくれる友達や、
(平日でも)「飲みに行こうぜ」と誘ってくれる友達などがいて、日々楽しい。
お金はなくて毎日決して贅沢はできないけれど、ゆっくり生活していろんな人としゃべって・・・
こういう生活に慣れてきたのだと思う。・・・ちゃんと日本社会に復帰できるかな?(笑)
ただ、仕事が手抜きになっているわけではない。むしろ「仕事がすべて」になっていないからこそ、日常にたくさんの「ムダ」があるからこそ、仕事がうまくやれているように思う。
価値観だけでなく、「教員としての仕事観」も変わってきている。
これまで、「生活のほとんどを学校に捧げて、いつも生徒のことを考えているのがいい教師」という風に考えていたけれど、それだけではないかもしれないと思うようになった。
いろんなところへ遊びに行って、いろんな友達がいて、大事な家族がいて、毎日を楽しんでいて・・・
そんな風にまず自分自身が幸せで、だからこそ人に優しくできる教師
そうあれたらいいなと思う。
2012年10月2日火曜日
準備不足
今、平行について授業をしているのだが・・・最近、自分の準備不足を痛感(>_<)
こちらの生徒は、数学の図形を扱うのが苦手(図工が苦手というわけではない)。
例えば、こんな図を描いたとする。
それを生徒(中学2年生)が写すと、こんな感じで描く生徒がたくさんいる。
すごく惜しいのだが、違う・・・
日本では小学校の学年が上がっていくにつれてこの間違いは解消されていくのだが、
こちらではおそらく学習が不足しているため、中学生でもこのように間違うのだ。
だから、平行という内容を教えるにあたって、
この図を紹介して、角aと角bは等しいですよ、と言った後で、
これを見せても、角aと角bは等しいということがピーンとこない生徒が結構多い。
上の図形と下の図形を、関係ないものだと思っているのかもしれない。
また、以下のような状況のとき、
生徒の解答を見てみると、角aと角bが同じ角度になっている生徒も見られた。
う~ん、すごく根本的な所でつまずきがあるなぁという感じだった。
「小学校レベルのことから段階をふんで教えなきゃわかってもらえない可能性がある。」
これがこちらにある実情。
つまずきを減らすために、教える順番や図、説明する言葉などをしっかり考える必要がある。
時間はかかるけれど、しっかり準備することが大切になるだろう。
こちらの生徒は、数学の図形を扱うのが苦手(図工が苦手というわけではない)。
例えば、こんな図を描いたとする。
それを生徒(中学2年生)が写すと、こんな感じで描く生徒がたくさんいる。
すごく惜しいのだが、違う・・・
日本では小学校の学年が上がっていくにつれてこの間違いは解消されていくのだが、
こちらではおそらく学習が不足しているため、中学生でもこのように間違うのだ。
だから、平行という内容を教えるにあたって、
この図を紹介して、角aと角bは等しいですよ、と言った後で、
これを見せても、角aと角bは等しいということがピーンとこない生徒が結構多い。
上の図形と下の図形を、関係ないものだと思っているのかもしれない。
また、以下のような状況のとき、
生徒の解答を見てみると、角aと角bが同じ角度になっている生徒も見られた。
う~ん、すごく根本的な所でつまずきがあるなぁという感じだった。
「小学校レベルのことから段階をふんで教えなきゃわかってもらえない可能性がある。」
これがこちらにある実情。
つまずきを減らすために、教える順番や図、説明する言葉などをしっかり考える必要がある。
時間はかかるけれど、しっかり準備することが大切になるだろう。
2012年10月1日月曜日
数学の教科書―イギリス
図書室には、イギリスの教科書も多数寄付されている。
「どんな感じかな~」と思って見てみた。15年くらい前の数学の教科書なんだけれど、
・・・あー、すごいな!と感動(^_^)
たくさん感動したポイントがあったので、そのうちいくつかを紹介
「どんな感じかな~」と思って見てみた。15年くらい前の数学の教科書なんだけれど、
・・・あー、すごいな!と感動(^_^)
たくさん感動したポイントがあったので、そのうちいくつかを紹介
単元の初めは、インタビュー
実際にその数学の知識を活用している職業の人が登場する。
学者さんや技術者ばかりでなく、様々な職種の人達なので楽しい。
他の教科との関わりをたくさん取り上げている。
化学や物理、生物などが主だけど、それ以外の物もあって楽しい。
イラストがしっかりしていて、現実味がある。
いらない絵が多いという見方もできるけど、単純に楽しい。
人の写真やエピソードがたくさん載っている。
数学に対して親近感がわく手助けになるかもしれない。
まとめも、コンパクトでしっかりとしていて見やすい
スパイラルレビュー
以前に学習した単元を、忘れたころにもう一度復習する問題
などなど。興味を持たせるための工夫がたくさんあって、面白いなと思った(^_^)
日本の教科書と比べて、どっちがいいとか悪いとかは一概に言えないんだけれども、
少なくとも自分が今後授業を作っていくときに、こういった手法は参考にしていきたいと思った。
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