今日の講義は「東日本大震災における福島県の現状と復興に向けた課題」で、地震から1年がたった今の現状を少しであるけれども垣間見ることができた。どれくらい避難している人がいるのか。避難した人たちはどんな事を思っているのか。どんな問題や軋轢が起こっているのか。
自分でもよく考えれば分かったはずなのに、今まで深く考えずに見て見ぬふりをしてきたという事に気が付いて、ちょっと落ち込んでしまった。考えたところで自分には何もできなかったかもしれないけれど、「自分の想像もしていない所で、誰かが頑張ってくれていたんだ」って思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいになった。
今日のたくさんの話の中で、「他の県のために今まで何十年も電力を作ってきたのに、放射能汚染物質の処理も押し付けられるのか」という話があって、すごく考えさせられた。
地震の話から離れてしまうけれども、普段まちなかで生活している中で、見えていないことが多すぎるなと思った。
コンビニに行けば400円で牛丼が買えるけれども、
どこからどうやって運ばれて来たの?どこで誰が作ってくれたの?味付けには何が使われているの?お米はどこでどうやって誰が作ったの?どうやって精米されたの?牛はどこで誰が育てたの?牛が食べたものはどこでだれが作ったものなの?・・・・・・
今目の前にある物や起こっている事には、必ず数えきれないくらいの人や自然が関わっているはずなのに、それが現代社会ではすごく見えづらくて。便利といえば便利だけど、「見ようとする力」を失わないようにしたいなと思った。いつも感謝の気持ちを持ち続けたい。
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