2013年1月26日土曜日
デモ
昨日は家の近辺でデモが起こって、
いろんな所でボンボンと、花火のような音がしていた。
道が木や石で封鎖されていたり、車や家が焼かれたり、役所が壊されていたり、
いつもは平和な町なのに、違った様子だった。
現在は自宅待機。
<なぜデモが起こったのか・・人づてに聞いた話>
タンザニア南東部に位置する任地ムトワラ州は、はっきり言って結構な田舎で、
人々の生活も裕福とは言えないものである。
そんなムトワラ州の海から天然ガスが出て、国としてそれを採取することになり、
ムトワラの人たちは「これで自分たちの土地が発展することになるだろう」
と喜んでいたのだそうな。
ところが、その天然ガスをパイプラインで大都市ダルエスサラーム近辺まで
運んでしまおうという計画がたってしまい(つまりムトワラ州は素通り)、
「それでは自分たちの生活は良くならないままじゃないか!」
「そんなんだったらガスは持っていかせないぞ!」
という事が発端となってデモにつながっているらしい。
(あとは、呪術師がどうだとかよく分からない理由もあったらしいが)
・・・うーん、自分たちの土地の資源を持って行かれるとなると、やっぱり嫌だよなぁ。
でもなぁ・・・。家を焼いたり役所を壊したりして、何になるのだろう。
どんな主張があるのかは実際に聞いていないから分からないけれども、
政府側が「分かりました、では天然ガスを持っていくのはやめます。開発は中止です。」
と言ったところで、ムトワラの人々の生活は向上するのだろうか?
お互いにとって利益になるような提案をしているのだろうか?
そこが気になる。
自宅に待機しながら、「騒動が早く収まってほしいなぁ」と思いつつ、
家の周りでいつもどおりワーキャー遊びまわる子供たちの声を聞いて、
なんとも言えない気持ちになっている今日この頃。
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