「今年の時間割が完成!」
と言われ、自分の持ち授業をチェックしてみると、
各クラス、一週間に6回ずつ授業があるはずのに、4回ずつしか入ってない!
(ちなみにオレは、今年は2年生3クラスと4年生3クラスの、合計6クラスを担当する)
「待って!授業が4回ずつしか入ってないよ!」と言ったら、
「タニは授業数が多いからね、減らしたんだよ!」という返事
「う~ん、あの~・・・」
「仕事が多いほうがいいの!?」
「違う、少ない方が自分は嬉しいけど、教科書を最後まで終わらせられないよ」
「あ、あ~、なるほど。そういうことね。分かった、6個ずつにするよ。」
といったやりとりがあり(おそらく日本ではありえないが)、
今年も「学校内で一番担当時間数の多い教員」になってしまった。
う~ん・・ボランティアって、
彼らが自分たちだけで運営していけるようになったら、
いつかは去っていかなくてはならない存在なんだと思うけれども・・・
まだまだ理数科教師の不足は深刻である。
ちなみに、教員の都合で時間割が作られていくので(ある意味当たり前だが)、
「4コマ連続で数学の授業があって、その日以外は数学がないクラス」
などもあった。なんてかわいそうなんだ・・・
☆ ☆ ☆
さて、そもそも理数科教師がなぜ不足するかというと、いくつか理由がある。
①教員の給料が少ない
理数科の知識や技能を持っている人は、もっと稼げる仕事に就いてしまう
②全国統一で教員採用が行われる
みんなが都会で働きたいので、赴任先が田舎だった場合、仕事を辞退してしまう
(ちなみにタンザニアはすごーーーーく広くて格差もあるので、なおさらである)
③やっぱり、理数科が苦手
彼らは暗記は得意なんだけれどもなぁ・・・
などなど、今後改善されるのかはまだ読めない。
それならば、オレがこの学校に赴任するのにかかった経費
(訓練費用、移動費、生活費、その他)を、タンザニア人教師を雇うための給料として
学校に贈与してもいいのかもしれないなぁ・・・と思うこともしばしば。
何が正解かは分からない。
自分勝手に考えると、せっかくのこの機会だから十分に生かして、活動をがんばって、
いい経験をさせてもらおう!という感じである。
それ以上のことは考えても仕方がないかな。
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