2012年8月23日木曜日

自分なりの理由

今、学校は夏休みで、国家試験のための補習が行われている。

木の棒が職員室に置かれていて、ある先生から
「タンザニアではこれで生徒を叩いて叱るんだけれども、日本でも同じようにするの?」
と聞かれたので、
「日本では体罰は法律で禁止されていているんだ」
と答えたところ、
「でもここはタンザニアだから、あなたもこれで叩くでしょう?」
と聞かれ、
「いや、それはない。」
「え、じゃあ、悪いことや反抗を繰り返す生徒をどうやってやめさせるの?」
という話になった。

長い時間話をしたのだが(結論は出ないけれど)、

話し合って突き詰めていくと、
「あ、自分はこんな風に考えていたんだ!」
自分の本音が見えてきた。

異文化と接して、それまでの自分になかった様々な方向性を持った考え方を知れる。
でも、実はそれだけではなくて、自分のことや、自国の文化についての理解も深まる。
また、自分があいまいにしてた部分が浮き彫りになってくる。


きっとこれからの活動の中で、こういう機会が何度も訪れると思う。

ときには、「理由なんかない!そうするのが日本人なんだ!」という場合もあるだろうが、

できるだけ逃げずに、自分なりの『理由』を探っていきたいと思った。

1 件のコメント:

  1. 異文化には興味がありますね
    智貴君の性格がだんだん現れてきて嬉しく思います
    タンザニアで学んだことは帰国してからも一生の宝
    になります 身体を壊さない程度に頑張ってください
    (P子)

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