今、学校は夏休みで、国家試験のための補習が行われている。
木の棒が職員室に置かれていて、ある先生から
「タンザニアではこれで生徒を叩いて叱るんだけれども、日本でも同じようにするの?」
と聞かれたので、
「日本では体罰は法律で禁止されていているんだ」
と答えたところ、
「でもここはタンザニアだから、あなたもこれで叩くでしょう?」
と聞かれ、
「いや、それはない。」
「え、じゃあ、悪いことや反抗を繰り返す生徒をどうやってやめさせるの?」
という話になった。
長い時間話をしたのだが(結論は出ないけれど)、
話し合って突き詰めていくと、
「あ、自分はこんな風に考えていたんだ!」
自分の本音が見えてきた。
異文化と接して、それまでの自分になかった様々な方向性を持った考え方を知れる。
でも、実はそれだけではなくて、自分のことや、自国の文化についての理解も深まる。
また、自分があいまいにしてた部分が浮き彫りになってくる。
きっとこれからの活動の中で、こういう機会が何度も訪れると思う。
ときには、「理由なんかない!そうするのが日本人なんだ!」という場合もあるだろうが、
できるだけ逃げずに、自分なりの『理由』を探っていきたいと思った。
異文化には興味がありますね
返信削除智貴君の性格がだんだん現れてきて嬉しく思います
タンザニアで学んだことは帰国してからも一生の宝
になります 身体を壊さない程度に頑張ってください
(P子)