2013年1月30日水曜日

「あいうえお」と「かきくけこ」

『教師のあいうえお』

  「あ」明るく
  「い」生き生きと
  「う」美しく
  「え」笑顔で
  「お」面白く


『教師のかきくけこ』

  「か」堅い
  「き」厳しい(汚い)
  「く」苦しい
  「け」権威的
  「こ」こわい


というのがあるらしい。




『かきくけこ』については、自分はこういう感じなんじゃないかなという気がする。
これは『生徒を委縮させる教師のかきくけこ』と言うらしい。

まぁ、『かきくけこ』も必要なものではあるんだけれども、
こればっかりだとツラいよね。(生徒も自分も)




ということで、この『あいうえお』ってやっぱりスゲー大切だよなぁと思う。

仕事を初めて5年目の自分にはこれが足りなくて(その時点で教師に向いてない気もするけど笑)、
がんばれば今後少しずつできるようになっていけると思っている。


      ☆      ☆       ☆

教師として、
スポーツ選手のように、当たり前に必要なトレーニングって何だろう?って少し考えた。

すべての教師に共通するようなトレーニングっていうのはあまりないように思う。
人それぞれで特性が違うからだ。


例えば休日は海外旅行に行きまくり、たくさんの友達と遊びまわっている教師がいたとして、
その人は「成長のない怠け者」なのだろうか?

・・・案外そんなことはなくて、その人が元気で生き生きしている姿が生徒を元気にしたり、海外で見たり聞いたりしたいろんな体験に刺激を受ける人がいたり、いろんなプラスの事も起こりうるのだ。


「・・じゃあ、何でもアリなのか!?」

と言うと、さすがにプロなんだから、それはない。

自分なりの将来像を見据えて、トレーニングを考えて挑戦し続ける事、が大切。


自分でメニューを考えるしかないし、
自分でどれだけやれたか(サボらなかったか)を評価するしかないし、

とにかく自分次第なのだ(企業の人やスポーツ選手と違うところだと思う)



今の段階で「自分に足りないもの」はたくさん見えているし、
少しずつ成長していけることは楽しいと思える。


ゴールは見えないし、だからこそ今の自分がイマイチ納得いかない状態でも、
「まだまだ可能性はある」と思ってがんばれるのだと思う。


とりあえずは『あいうえお』だなぁ。(何年かかるかなぁ笑)

2013年1月29日火曜日

初めての後輩

このブログ・・日本の人とタンザニアの人がたくさん見ているのは分かるんだけど、

アメリカの人も結構見てくれているらしい!?
なんでだろう。協力隊の人ではないだろうけど。まぁ、とにかく嬉しいことである。


      ☆      ☆      ☆

さて、赴任から半年を経て、ついに後輩隊員が任地へやってきた!

とりあえず今回は1週間だけの任地訪問なんだけれども、
今となっては自分にとって当たり前の景色も、後輩隊員からすると、
「いかにもアフリカ!」って感じらしい。

あぁ、自分が初めて来たときもそう思ったなぁ、と思い出しながら案内などをした。
また授業を見学してもらったので、例によって写真を張り付け。




やっぱり見てもらうとなると、自分でも自分を客観的に見られるからイイ!
いつもこういう緊張感で授業ができると、生徒にとっても自分にとってもいいんだろうな、
と思った。

2013年1月27日日曜日

適応しようとする意識

学校の職員トイレ



なかなか素敵でしょう?

・・・え?そんなことないって?

まぁねえ。

最初は嫌だったけど、

慣れると普通のトイレ。
日本のトイレは、「きれいすぎるトイレ」って感じかな(笑)


      ☆      ☆      ☆

この前、日本人の「適応しようとする意識」について同期隊員と話した。

タンザニアでボランティアしたり働いたりしている、
韓国人や中国人や欧米人などは、
あんまりローカルなレストランには行かない。

高価でもいいところへ食べに行くし、
自分たちで自国の料理を作ったりして食べていることが多いように感じる。

比べると日本人は結構、
「せっかくここまで来たんだから、マズくても汚くても地元の味を食べたい」
といった感じでどんどん攻めていき、ついには適応してしまうのだ。

面白いなぁと思った。


ただ、どちらがいいとは言えないなと思う。

どの国へ行っても自国の文化や食べ物に誇りがあって大好きで、
「それは食べたくないから食べないよ。」と、周りに影響されずに自分の考えを実践できるのもいいし。(でも、せっかくの機会を逃してるような気もする)

その国の文化や食べ物を好きになろうとしてどんどん適応していくのもいいし。(でも、しなきゃいけないっていう強迫観念にとらわれるときもありそう)


どちらかに偏らずに、自然と両方ともを実践できるようになると、
すごく楽しいんだろうなと思う(*^^)

ボンボン

家からそう遠くない所から、ボンボン爆発する音が聞こえる・・・
多分、最寄りの主幹道路。


なんじゃこりゃ~、すげー怖い。


朝ワーキャー騒いでいた子供達も、さすがに家に入ったようだ。

食料を買いに店まで出た時も、やっぱりみんなすごく慎重になっていて、
騒動に巻き込まれないように貴重品や電化製品を隠したりしていた。


そんな中、太い木の棒を持った若い男達がうろうろしていた。
「あれ?・・あいつ何回かしゃべったことあるなぁ」と思っていたら

「おいラフィキ(友達)、元気か?」といつもの挨拶

そこからいつものように他愛ない会話をしたけれども、

「ガスを持っていくって言うんなら、俺はやるよ」

というようなことを言っていたので、彼も今頃ボンボンやっているのだろうか。


我が家にいるものの、いつもと違う日常。

すごく緊張。


早く収まってくれ~(>_<)

2013年1月26日土曜日

デモ


昨日は家の近辺でデモが起こって、
いろんな所でボンボンと、花火のような音がしていた。

道が木や石で封鎖されていたり、車や家が焼かれたり、役所が壊されていたり、
いつもは平和な町なのに、違った様子だった。


現在は自宅待機。



<なぜデモが起こったのか・・人づてに聞いた話>

タンザニア南東部に位置する任地ムトワラ州は、はっきり言って結構な田舎で、
人々の生活も裕福とは言えないものである。

そんなムトワラ州の海から天然ガスが出て、国としてそれを採取することになり、
ムトワラの人たちは「これで自分たちの土地が発展することになるだろう」
と喜んでいたのだそうな。

ところが、その天然ガスをパイプラインで大都市ダルエスサラーム近辺まで
運んでしまおうという計画がたってしまい(つまりムトワラ州は素通り)、
「それでは自分たちの生活は良くならないままじゃないか!」
「そんなんだったらガスは持っていかせないぞ!」
という事が発端となってデモにつながっているらしい。
(あとは、呪術師がどうだとかよく分からない理由もあったらしいが)



・・・うーん、自分たちの土地の資源を持って行かれるとなると、やっぱり嫌だよなぁ。

でもなぁ・・・。家を焼いたり役所を壊したりして、何になるのだろう。

どんな主張があるのかは実際に聞いていないから分からないけれども、
政府側が「分かりました、では天然ガスを持っていくのはやめます。開発は中止です。」
と言ったところで、ムトワラの人々の生活は向上するのだろうか?

お互いにとって利益になるような提案をしているのだろうか?

そこが気になる。

自宅に待機しながら、「騒動が早く収まってほしいなぁ」と思いつつ、
家の周りでいつもどおりワーキャー遊びまわる子供たちの声を聞いて、
なんとも言えない気持ちになっている今日この頃。

2013年1月25日金曜日

祝日と熱燗(失敗)

今日は金曜日だけれど、祝日で学校は休み。
ムハンマドの誕生日だそうだ。

でも、今日学校が休みだという事を知ったのは昨日(つまり前日)

うーん、あいかわらず先の予定が見えない日々を送っている。


ちなみに、他の学校では生徒や教師が休みの日にちを一日間違えてしまったということがあったらしい。(そんな大事な日を間違うってアリなのか??)



とにかく、せっかくの3連休なので、掃除と洗濯をして、英語とスワヒリ語をやって、
ギターをして、料理をして散歩して、家や近所でゆっくりと過ごそうかな~と思う。
忙しいときは忙しいから、ゆっくりできるときはゆっくりする(笑)


      ☆      ☆      ☆

さて、タンザニアで一番発展した町ダルエスサラーム(なぜか首都ではない)にて
「SAKE(日本酒)」を買ったので、


これを熱燗にして飲んでみようと思い、湯煎したのだが、
おちょこがない。

仕方がないのでマグカップに入れ、


飲もうとしたけれども、これは厳しい(>_<)

湯気でむせてしまって飲みづらいし、すごく甘く感じる!!

やっぱりあの小さい器でちょびちょび味わうのがおいしいんだろうなと思った。
うまいことできてるなぁ。

If I could have spoken English well....

さて今年の頭、キリマンジャロ登山に失敗し、一足先に山から下りてきた自分は、
次の日にならないと下りてこない友達を待つために、
バックパッカーが泊まる安宿をとることにした。

一人部屋は空いていないということだったので、しかたなく4人部屋に入った。
同じ部屋には、カナダ人の男性とオーストラリア人の女性がいて、2人とも旅行者ということだった。

すごく社交的な2人で、みんなで一緒にご飯を食べに行こうという話になり、
ホテル近くの、白人が集まりそうなレストランで食事をした。

まぁ普段任地で食べられないようなおいしい料理が食べられて嬉しかったのだが、

2人の話している英語がぜんっっっぜん分からない!

他愛ない日常会話をしているはずなのに、断片的にしか聞き取れず、
会話に入ることができなかった。

この2人、お互い違う国のはずなのに、普通の会話スピードで話している・・・
英語が母語だとこんな利点があるんだなぁと実感。

あぁ、自分も「英語」が話せれば、このせっかくの機会に、同じように会話を楽しめるのになぁ

・・・と思ったのだった。


ということで、スワヒリ語と並行して英語も意識的にちょこちょこ勉強したいと思うようになった。
難しい文章とかは読めなくていいから、
今日起こったことくらいはスラスラ人に説明できるようになりたいと思った。
自分が話したい内容を英訳する、っていう訓練をしていこうかな。


(ちなみに、その後日韓国の人と話をしたときには、彼らの英語はかなり聞き取りやすかった。
 恐らくお互いに英語が母語でないため、簡単な英語を使うから理解しあえるんだろうな。
 言葉の違う国どうしでも話ができるというのは、かなり嬉しいもので、
 英語を中学校からこれまで一応は勉強していてよかったなぁと思う瞬間だった)