2013年3月20日水曜日

引っ越し?

今日は早起きをしたので、朝ごはんを作ってゆったりと食べ、優雅な気持ちで学校へ行こうとしたのだが・・・


ドアが開かない!


何度開けようとしてもガン、ガンと途中でドアが止まる。

よくよく調べてみると、ドアと地面の間に石がはさまっていて、開かないのだった。


あぁ、これは近所の子供がドアの下に置いたものだな、と分かった。最近我が家のテラスでは石遊びが流行っていたので、その時に置いて行ったのだろう。

なんとか開け閉めを繰り返して石を割り、10分後ようやく外に出られた!


      ☆      ☆      ☆

夕方学校が終わって、日本から届いた荷物を郵便局まで取りに行き、ルンルン気分で家に帰った。

部屋の中で箱を開けていると、外から子供たちの笑い声が聞こえる。

・・・妙だ。オレのことを笑っている感じがする。カーテンが閉まっていて見えないはずなのに・・・

と思って、窓を見てみると、カーテンが少し変形している。


なんで?と思って窓を調べてみると、金網と網戸が破られて、握りこぶし一個分くらいの穴があけられていた!

その穴から手を入れて、カーテンをどかして中を見ていたのだ!

わ~お!!!



・・・・・・もう分かった。こういう事にもはや驚きはしない(笑)

でも、引っ越しをする。と決めた。


ここにいるとたくさん面白いことが起こって、きっと今後の話のネタになるような事件がた~くさん起こることだろうと思う。でも、どんなにプラスにとらえようとして努力しても、やっぱりちょっとずつ傷ついてしまうし、その度に少しずつ人間を嫌いになっていってしまうのだ。


逃げる、といえば逃げる事になるかもしれないけど、これ以上人間嫌いになりたくないので、とにかく逃げる(笑)

家が見つかったら引っ越す予定!

2013年3月17日日曜日

そういう時期だから

まじめな話が続く。

なぜかというと、そうやっていろいろ悩む時期だからである。

自分と同じように現職参加(仕事をやめずにこの活動に参加すること)をしている同期とちょっと前に話をした。
その中で、「今年度はどうだったか」という話になり、「それはそれはかけがえのない経験と成長があった一年だった。」という結果になった。

それはイイとして、問題はその次である。

「今、日本に帰ったとしても満足できるくらいだね。」という気持ちなのである。
訓練を経て異文化の中で半年以上暮らし働き、ようやく慣れてきたこの頃。もし今日本に帰れと言われても、十分な収穫を持って日本へ戻り、この経験を生かしてバリバリがんばれる自信はあるのだ。

「・・・だったら、残りの一年って何なの?」

ここが悩みどころである。

ただ惰性でもう一年過ごしたとするなら、それはすごくもったいないことで。それが無駄とは言わないけれど、「一年で帰ったのと二年で帰ったのとで収穫に違いがありません」っていうんじゃ、カッコ悪いよなと思う。

だから、現職参加の人はみんなこの時期くらいにいろいろ考えるんじゃないかな。(2年間かけて成すべきことをしっかり計画していた人は別として)

残りの一年は、「自分との戦い」のような気がする。ずっとチャレンジャーとしてい続けたいなと思う。

矢沢栄吉が「さて今年(仕事を)どうしてやろうかな、去年はああしたしな、今年はどうしなきゃいけないかなってことに対しては、10年前20年前とちっとも変ってない」と言っていたのをすごく覚えていて、その時すごいな、かっこいいなと思った。

・・・今年一年どうしてやろうかな(*^^)

2013年3月16日土曜日

もやもやぐちゃぐちゃ

今、タンザニアで数学を教えているワケだが、

「教える」って難しいことだな、とつくづく思う。


そもそも突き詰めると「人にものを教える」なんてことはできなくて、せいぜい「人が学習する手助けをする」というのが限界なのだろうと思う。

パソコンだったら情報を書き込んでしまえるけれども、他人の頭の中に情報を書き込むことってできないだろうし、逆に自分だったらそんなことはされたくないと思う。何でも自分なりの理解をしたいし、自分で情報を取捨選択して、知識を自分で使いこなしたい。


結局、勉強にしても何にしても、「本人が」学習したり技術を身に着けたりするのが根本であり、周りで他人がワーワー教えても、本人がぼ~っと違うことを考えていたらどうしようもないのだ。


ということで、人に物を教える仕事をしている人に必要な能力というのは、「やる気にさせる能力」もとい、「やる気を出すきっかけを与えられる能力」なのだろうと思う。

極端な話、やる気にさえなってもらえれば、あとは本人が勝手に努力して成長していくので、教える必要もない。


でも、これってすご~く難しいことだと思う。

英語の本では「マネジメント」や「コーチング」、「モチベーティング」の本がたくさんあって、勉強してその技術を磨いていくことは可能だと思うけれども、

結局はその人の「人となり」が物を言うんだろうなと思う(特に教育界では)。


じゃあ、どんな「人となり」だったらいいのか。・・・・・う~ん、聖人君子みたいな人でもそれだけじゃダメだろうし、ヤンキーみたいな人でも違うし、ある程度いい事から悪い事までいろいろな経験があって、頭はいいけど頭でっかちじゃなくて、厳しいけど優しくて、いろんな分野の知識があって、話がうまくて・・・・・


      ☆      ☆      ☆


教師とはいったい何が正解で何が不正解なのか・・分からず、自分の中で混沌としている。

多分正解はなくて、理想の教師像は時代によって変わるだろうし、児童生徒によって違うだろうし、国、学校、生徒、教員、保護者などそれぞれの立場によって違うだろうし、何よりその教師自身のもともと持っている性格や能力によっても違うだろう。

ただ自分の性格上、暫定的でもいいから「自分なりの正解(目標)」を見つけて、早くそこに向けて発進していきたいなと思う。

そうでないと、あぁでもないこぅでもないと模索するまま何十年がたって、将来特徴のない人になってしまうような気がして嫌なのだ。

エゴだけれども、何か「この仕事はあなたが適任だ」と言ってもらえるような特徴がほしくて。なかなか自分の代わりがきかないような仕事を、やりがいと責任を持ってやりたいという願望がある。


うーん、なんだろうなぁ。どうなりたいんだろうなぁ。・・・・「授業がうまくいった時」は嬉しいけれど、実は「他の先生の役に立てた時」の方が嬉しかったりして、もやもやぐちゃぐちゃ。


迷走中(笑)まぁ、今はとりあえず「教師のあいうえお」だな。

2013年3月15日金曜日

住みよい家

最近はどしゃぶりの雨が一日に数回くるような気候。

ただしいつもはタイミング悪く、家の外にいるときに限って雨が降っていたのだが、

今日は家にいるときに大雨が!


・・ということで大きなバケツ(40リットルくらい)を家の外に置いて、今溜めているところ♡
この感じだと満タンになるな。


明日は洗濯をしよう!いつもよりキレイに体を流そう!料理もしようかな!
雨・・・うれしいな~(^_^)

もうかれこれ1、2か月ほど水道から水は出ておらず、一切出る気配がない!
まぁ、雨水の方がきれいだからいいんだケド

      ☆      ☆      ☆

家の中に蚊帳を設置しまくろう作戦を実行中。
寝室には既に二つの蚊帳があるが、リビングにも新たに設置!


これで夜ご飯を食べるときに、蚊を気にせずゆったりと食べられる。

この中なら半袖短パンでいても平気だから、そうとうストレスは軽減される。


う~ん、こうなってくると、寝室にある2つの蚊帳と電気もこっちに持ってきてしまって、
リビングで生活をした方がいいような気がしてきた。


家を住みよくするため、まだまだ奮闘中!

2013年3月14日木曜日

この1年と今後

いま、東大生が来ている。


外部の人が来ると、改めて気づかされることが多い。

「○○ですね」と言われて、「そういえばそうやね~!気付かなかった!」とか
「△△はどうしてですか?」と聞かれて、「なんでだろうね~、考えたこともなかった」とか・・・

こちらへ来て半年が過ぎたが、この生活が当たり前になったことでいろいろな「死角」が生じていたことに気付いた。


ということで、この時期の自分にとってこの東大生のプログラムはとてもありがたくて、もう一度初心に帰ってタンザニアを見つめ直すイイきっかけになっていると思う。



・・・さて、
去年担任をしていた生徒から「大学に合格しました」という連絡が来た。

あぁ、卒業式から一年が経つのか、と思った。


自分にとってこの1年は、これまでの人生の中でも一番長くて、刺激的で、充実していて、そして成長できたものだったと思う。

同じように、去年卒業した生徒たちもきっと、それぞれ人生の中でも特別な1年を送ったのではないかなと思う。高校を卒業して、半分社会人になる年・・・みんなはどんな1年を送ったのだろう。


・・そんな事を考えていると、少し幸せな気分になってきた。
「あの人は元気かな、とかあの人は今何してるのかな、とか、そう思える人が増えたこと」
これは、教員をやっていてよかった事の一つだなと思った。

前にも書いたと思うが、自分は教員には向いていなくて、働いていた4年間は苦悩の連続だったけれども(一度心療内科に行ったこともある)、でも生徒と本気でやりあったからこそ、「今どうしてるかな」って思えるのだろう。

本音と本音でぶつかり合える現場。ビジネスとは違った醍醐味が教員という仕事にはあるのだと思う。

活動の期間も残すところあと1年。「ここはタンザニアだから仕方ない」と納得せずに、本音と本音をぶつけて戦ってみたいと思う。
そうでなければきっと、将来「あのタンザニアの誰々は元気かな」って思えなくて、ただ単に「タンザニアの人達」というふわっとした記憶しか残らないのだろうと思う。

それではもったいないし、嫌だから、『今』『ここで』『私が』がんばる!


まだまだ、生徒たちに負けていられない(*^^)

2013年3月13日水曜日

日本とアフリカ

先週から、東大の学部生が短期ボランティアとして14名ムトワラに来ている。(その中の2名はウチの学校へ来ている。)

東大とJICAが協力をしているらしく、前回の京大の件といい、アフリカ(とりわけタンザニア)が日本の中でも注目されだしているのだろう。


経済成長率が6,7パーセントという驚異的なスピードで成長をしているタンザニア。

将来的には日本人もたくさん仕事をしに来ることになるのだろうか。

2013年3月7日木曜日

当たり前の光景

最近、学校に一人調子の悪い生徒がいて、
よく奇声を発して暴れたり、林の方へ全力疾走で逃げたりする。

まぁ、そういうこともあるだろうと思っていたのだけれども、
どうやら宗教の事が関係しているのか、生徒間では「あいつに悪魔が入った」とか、そういう話になっている。

その生徒が暴れたり逃げたりすると、イスラムの女子生徒が5,6人でつかまえて職員室まで運び、
無理やり寝かせて、みんなで囲んでお経(らしいもの)を唱えるのである。

これには最初はすごく驚いたが、最近は普通の光景として、特に何も感じなくなっている。
「お経を唱えてくれる生徒お疲れ様、ありがとう」である。


また、職員室で生徒が並んで棒でたたかれているのを見た時も、最初はすごく驚いたが、最近は何も感じなくなっている。


う~ん、慣れたというのか、人が変わったというのか、
自分ではよく分からないけれど、間違いなく価値観は変わったと思う。


日本のニュースをたまにインターネットで見ても、
「こんなしょうもないことで騒いでるの?」とか「暇な人たちだなぁ。もっと楽しい、やることがいっぱいあるだろうに。」とか思ってしまう。


・・・あと一年たったら日本に帰るので、このままズレていってしまうのは危険。
復帰できるだろうか!?