次のような銀行があると、考えてみましょう。
その銀行は、 毎朝あなたの口座へ
86,400円を振り込んでくれます。
同時に、その口座の残高は毎日ゼロになります。
つまり、 86,400円の中で、あなたがその日に使い切らなかった金額は すべて消されてしまいます。
あなただったらどうしますか?
もちろん、毎日86,400円全額を引き出しますよね。
つまり、 86,400円の中で、あなたがその日に使い切らなかった金額は
あなただったらどうしますか?
もちろん、毎日86,400円全額を引き出しますよね。
私たちは一人一人が同じような銀行を持っています。
それは・・・・
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それは・・・何でしょう?
そう、「時間」
1日は86400秒。
誰にも平等に与えられる財産で、余ったからといって貯めることができないもの
大切に使いましょうという話なのだ
なるほどなぁ、うまいこと言うなぁと思った
☆ ☆ ☆
上の話を、「無駄を省き、時間を効率的に使いましょう」という風に捉えなくてよいと思う
ミヒャエルエンデという作家が書いた『モモ』という話を読んだことがあるだろうか
あるのどかな田舎に黒服の男たちがやってきて、
「あなたは一日の中で△△△△秒もムダに過ごしている事に気づいていますか?そのムダをなくして、余った時間を我々の銀行に貯金してください。あなたの人生はよりよくなりますよ」
と、もちかけるのだ。好きな人のために花を買ったり、ぼうっと本を読んだり、おばあさんの面倒をみてあげたり、そういう時間が全て削減可能なムダなことだ、と誘ってくるワケ(記憶が正しければ)
その結果、村の人たちは忙殺され、穏やかな心を失くしていくというストーリーなのだが、こうなってしまうと本末転倒である
「幸せな人生を送るために、時間を大切に使いましょう」という話が、
「時間を大切に使うために、苦しんでいます」というのでは違和感がある
仕事していようが遊んでいようが、その瞬間瞬間を大切に生きるようにできたら素敵だろうと思う
それはなかなかうまくできなくて、仕事しながら遊びの事を妄想してみたり、遊びながら勉強しなきゃなぁと妄想してみたり・・・今、何かをしながら過去のことを後悔したり、未来のことを不安に思ったり・・・
そういう事こそが時間の無駄遣いと言っていいと思う
今すべきこと(仕事でも遊びでも休憩でも)に集中すること・・・・・難しいケド(汗)