2012年9月20日木曜日

話が違うやんけのコーナー

さて、恒例となってきました。「話が違うやんけ」のコーナーです。

今日も夕方の4時すぎから近所の少年とランニングをしたのだけれど、

「今日はマンガンバ(?)中学校に行ってみないか?」と言うので、
「近いの?」と聞くと、
「近いよ。あっち」


このパターンで、前に2時間ロードが始まったという経験がある。
しかし、今回は「それでも構わないや」という思いで、
「オッケー、行ってみようか」と答えた。


・・・
30分後、案の定到着しない。これは予定通り。しかし、
上り坂というのが想定外!!!
わーお、これはしんどい(>_<)


・・・
結局出発してから帰るまでに3時間を費やすという過酷なロードになった(笑)話が違うやんけ

とはいえ、行ったことのない土地に行けたり、違った雰囲気の村を見られたり、
何より新しい人に顔を覚えてもらえるっていうのは嬉しいことだ。


これまでに何度が、「彼と一緒にランニングするのやめようかな、忙しいし」
と思ったことがあったけれど、めんどくさがって逃げずに(?)いて良かったと思った。

さて、明日は筋肉痛だろうなぁ(笑)


☆☆☆
今日、タイヤのパンク修理をしてもらっていると、知り合いが通りかかって、
「おお、タニ!パンクの修理してるの?」と話しかけてきた。

「そうだよー。」と、返事をして
(この人全然嫌いではないんだけど、ちょっといちいち話すのが面倒くさかった)
彼は何をするでもなく隣でじーーっと修理を見物していて、

いざ会計になったときに、
「料金はいくら?」とお店の人に聞くと、
「5千シリング(250円)」と答えた。

しかし、じっと見物していた知り合いが
「5百シリング(25円)でいいよ。一か所だけでしょ?」
と言う。

店員はバツが悪そうに、「うん、5百・・シリングだよ」
と(さっきもそう言わなかったっけ?といった表情で)言いなおした。

つまり、この知り合いは、ぼったくられるのを防ぐためにじーっと付き添ってくれていたのである!


実際、「なんでずっと見てるんだろう。暇なのかな?何か話さなきゃいけないかな?面倒」
みたいに考えていた節があったので、

いた~~~~~~く反省(>_<)

まったく人の好意に対してなんちゅう恩知らずなヤツなんだ自分は!

「人間嫌い」ではないけれど、すぐに壁を作ってしまう癖をなくしていきたいと思った。

2012年9月19日水曜日

いい日だった

今日はすごくいい日だった。


実は今日同僚に、「あんなに大きな家に一人で住んでいてさみしくならない?」
って聞かれて、「まぁ別にさみしくはないなぁ。一人でいるの嫌いじゃないし。」
と答えた経緯があったのだけれど、


家に帰ってネットにつないでみると、たまたま同じタイミングで
家族とか友達とか好きな人とかから、メールが来ていて、
しかもどれもが「元気が出る」ものだったり「励まされる」ものだったり。


確かに一人でいるのも悪くないけど、
やーーっぱり大切な人とのつながりって、自分にすごくパワーをくれるんだなと実感!
ちょこっと出かけて会える距離ではないから(1000km以上離れてる)、なおさら感じるんだと思う。

明日からバリバリがんばろう(^_^)


☆☆☆
それと、日本で寄付されたテニスラケットがタンザニアにたくさん送られてきて、
今日そのうちの4本(とボール)がオレの手元に届いた。(元テニス部顧問だったということで)

さて、
「届いてしまった!(笑)」

この地域にテニスコートが見当たらないんだよなぁ。
もちろんテニス自体を知っている人も少ないしね。

まぁしかし、欲しくても売ってないテニスラケットが手に入ったわけだ!
なんらか使い道はあるだろう。
◎最低でもボレーボレーくらいは生徒にやってみてもらおう
◎最高だと、テニスコートでテニスをやってみてもらおう

ピンチはチャンス!

2012年9月18日火曜日

言葉と授業の壁

学校が始まって2週目に入り、授業をすることには慣れてきたのだけれども、

今度は(当たり前だけど)言葉の壁に思いっきりぶち当たっている!


授業は簡単に言うと「導入→展開→まとめ」の流れで行われる。しかし、

導入(授業の始め)のところで、「話したいネタ」があったとしてもスワヒリ語にできずあきらめ、
展開(途中)のところで、「例えばこんな風に考えると」・・・みたいなことも言えずあきらめ、
まとめのところで、「内容の要約」とか「次回の予告」なども、パッと言葉が出ずあきらめ・・・・・・

という授業が続いている。

だったらあらかじめ準備しておけばいいじゃないか、という話なのだが、
なぜか本物の授業にならないと呼び起されない記憶が多々あり(笑)

授業が終わってから、
「あぁ~、あそこでコレが言えなかったなぁ!」
といった反省を繰り返している。


少しずつ語彙力を増やしていくのはもちろん大切だとして、

それでもネイティブの人と同じ様に流暢に話せるようになるのは、まぁ無理だろうから、
「授業の作り方そのもの(strategy=戦略)」を強化する必要もあるなと思う。


・分かりやすい説明の順番、方法
・見やすい板書(黒板)
・単調にならない、テンポや雰囲気の強弱をつけた授業


う~ん、すげー難しい課題だけど(笑) やっていくしかないなぁ!

2012年9月17日月曜日

自分の弱さ

今日は肉屋さんで牛肉を買い、野菜と一緒に炒めて食べた。

キッチンで料理をしていたとき、すぐに子供たちに見つかり、家を覗きこみながら
「タニーが料理してる!」「タニー、何作ってるの!?」
と話しかけてきた。そのとき正直

「ああ、うっとしい。」

と思ってしまったのである。
昨日、家の玄関先で洗濯をしていた所を散々邪魔したあげく、オレがいなくなった後で、
こぼれた水を使って泥遊びをし、玄関をドロドロにした子供たちである。


料理を終え、リビングで食べようとすると、
「タニーが食べてるよー!」「こっちこっち!」
という声が聞こえ、
うっとおしくなって食べ物を持って、死角である廊下へ逃げた。

けど、なんで自分の家の中でコソコソみじめにご飯を食べなきゃいけないんだ!
と思いリビングに戻り食べ始めると、一人の子供が覗き込んできて

「お腹すいたから500シリングちょうだい」


はぁ、またこれか・・・・と思い。

「ごめんね。今(ほんとうに)500シリングないんだ」
と言うと、

「ごはんを一口ちょうだい」

見てみると、本当にお金がなさそうな子供である。
こはんを一口ならあげても構わないや、と思い。
「いいよ。入り口のドアの所に来て。」

と言うと、ドアの前で待ちながらその子が
「タニーが来てくれるよ!」
と他の子供を呼んでいる!

えぇー!なんでそうなるんだよ!と思い、
「あなただけ!」
と言い一口分あげ、こっちに向かって走ってきている子供達を無視してドアを閉めた。

当然子供たち数人が家を囲み、
「タニー!」「僕にも食べ物ちょうだい!」
と言ってくる。

ほんの数人しかいないにも関わらず、なんだか際限なくこれが続くような気がして、

「ケレレ!(うるさい)」

と冷たい声で言い放つと、子供たちは静かに去って行ったのである。


その後のご飯がおいしいわけもなく、



純粋にご飯が食べたかっただけの小さな子供達になんであんな冷たい事を言ってしまったんだろう。と思って・・・
自分の心の狭さをすごく実感した日だった。


こちらに来てから、「人に物をあげるべきかどうか」で悩むことは多かった。けれども

「持っている『もの』なんて欲しいっていう人にあげてしまった方が、あげずに抱えこむより楽だ」
っていうのが、今の正直な気持ち。

どうせあげたとしても知れてるし、執着して隠すと気持ちがみじめになるし、なにより健康な体さえあれば仕事はできる。



周りを子供たちに囲まれる家に住むことになったのは、運命というか、試練というか、
きっと「お前はその家でいろいろ悩んで、成長しろ!」っていうことなのだと思う。


・・・こんなマズイご飯はもう食べたくない。強くなる!!!

2012年9月15日土曜日

なつかしいと宗教

今日の朝6時前、ランニングをしていると・・・

「あれ?何か見覚えのある動きのシルエットが見える!!」


近づいてみると、空手着を着たタンザニア人の(おそらく)中学生が、
早朝稽古をしていた!!


おぉ~!!!こんなところで空手の型が見られるなんて!!


聞くところによると、近所で空手をやる団体に所属している人らしい。
もしチャンスがあれば一度見に行ってみたいなと思った。



☆☆☆
同僚の家におじゃましてご飯をごちそうになるとき、
食べる前には必ずお祈りをする時間がとられる。

キリスト教の家で、ご飯の前はお祈りを欠かさないそうだ。

その間自分はヒマになるわけだけれども、
せっかくなので「いただきます」と心に念じてからいただくようにしている。



ここでは宗教は生活に根付いていて、
日本ではあまり経験できないようなこともたくさんある。
(一晩中、祈祷師が大声で歌っている等・・・)


宗教は彼らの人生の基盤であり、
彼らと今後関わっていくにあたって、無視できないものである。

宗教というものを体感するよい機会だと思って生活していきたいと思った。

2012年9月14日金曜日

心強いやつら

日本から持ってきた食品


毎日のようにお世話になっているのは、コーヒーの粉かなぁ。
タンザニアでもコーヒーは買えるけれども、やっぱり日本のやつがおいしい(>_<)
ちょっとずつ消費していくつもり。


そして、青汁の粉とサプリメントは、体調を崩す前の今、少しずつ使っている。
きっと、何らかの病気の予防になってくれるはず。
こちらでは緑黄色野菜が不足しがちなので、すごく助かっている。


カレーのルーは、半年に一回ずつ開けて食べようかなと思っている。
実はすでに一つ食べてしまったのだが、
「なんておいしいんだ」
と思って、一人で泣きそうになってしまった(笑)
袋を切り開いて、内側についているルーを全てとって食べた。
まぁ意地汚いといえばそうだが、仕方がない。もったいないんだもの。


心身ともに、これらには助けてもらっている!!

2012年9月12日水曜日

たたく

生徒をたたく用の棒

悪いことをすると、男子は尻を、女子は手のひらをこれで思いきり5回程度たたかれる。
たたく際にすごい音がするので、間違いなく痛いだろうと思う。
あまりの痛さに泣く生徒もたくさんいる。

すごく優しい先生でも叩くときは容赦ないので、これを仕事の一つと考えているのだと思う。


「そこまでしなくても」
と思ってしまうのだが、たたく方もたたかれる方も、それが当たり前だという感覚があり、
たたいた次の日なんかでもケロッとして、教師と楽しく会話したりしている。


文化の違いなんだろうなぁと思う。

悪いことをしてもたたかれないっていうのは、子供(人間)の権利なんだなぁと実感している。

その権利は大人が保証してあげないかぎり生まれないし、
子供がその権利を乱用し始めると、いずれは失ってしまうかもしれない。


体罰について考えさせられる。
ただ、泣きながら棒でバシバシたたかれている子供を直に見ると・・・無くなってほしいと思う。