「もうこのクラスには来ない」
と言った。
それは2年生のあるクラス。
このクラスは去年とメンバーが変わっておらず、去年から
担当しているクラスの中で唯一(ほんとうに、なぜかこのクラスだけ)、
授業中に何回もざわざわ私語をするクラスだった。
去年から何度も注意をし、
前回の授業でも時間をとって話をしたにも関わらず、変化が見られない。
ということで、「もうこのクラスには来ない」となったのである。
これは、「そういう風に言えばちょっとは懲りるだろう」とかそういう発想ではなく、
このクラスをやめれば、3年生のクラスを担当することが可能になるのである。
今、数学の教師不足で3年生の数学を担当している人はいない。
しかも!去年の国家試験を合格して3年生になれた数少ない生徒たちなのである。
あまりにもかわいそう・・・
ということで、先生を必要としている3年生を教えるために、2年生のこのクラスをやめようと
「本当に」思ったのだけれども、
職員室に帰った後、生徒が数人やってきて、
「すみませんでした。授業をしてほしいです。」
と言うのである。
「いや、いいんだ。他に必要としているクラスがあるから、そっちに行くから大丈夫」
「もう騒がないのでお願いします。」
「何回も注意したし、それでも騒いでた。あなたたちはオレを必要としていないんだよ。」
「いや、先生が必要です。」
困った・・・怒って皮肉で言ってるんじゃなく、本心で言っているのだが、
何と言おうが逆効果で、生徒たちは「怒られている」としか感じないのだろう。
3年生・・・にはもう少し我慢してもらおう。
「分かったよ、もう一回だけ教える。がんばっているようだったら、続けて教えるよ」
という話になった。
なんだか、すっきりせず、もやもやもやもや(笑)
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