2013年2月1日金曜日

もうこのクラスには来ない

「もうこのクラスには来ない」


と言った。


それは2年生のあるクラス。

このクラスは去年とメンバーが変わっておらず、去年から
担当しているクラスの中で唯一(ほんとうに、なぜかこのクラスだけ)、
授業中に何回もざわざわ私語をするクラスだった。


去年から何度も注意をし、
前回の授業でも時間をとって話をしたにも関わらず、変化が見られない。

ということで、「もうこのクラスには来ない」となったのである。




これは、「そういう風に言えばちょっとは懲りるだろう」とかそういう発想ではなく、

このクラスをやめれば、3年生のクラスを担当することが可能になるのである。


今、数学の教師不足で3年生の数学を担当している人はいない。

しかも!去年の国家試験を合格して3年生になれた数少ない生徒たちなのである。

あまりにもかわいそう・・・



ということで、先生を必要としている3年生を教えるために、2年生のこのクラスをやめようと
「本当に」思ったのだけれども、


職員室に帰った後、生徒が数人やってきて、

「すみませんでした。授業をしてほしいです。」

と言うのである。


「いや、いいんだ。他に必要としているクラスがあるから、そっちに行くから大丈夫」

「もう騒がないのでお願いします。」

「何回も注意したし、それでも騒いでた。あなたたちはオレを必要としていないんだよ。」

「いや、先生が必要です。」


困った・・・怒って皮肉で言ってるんじゃなく、本心で言っているのだが、
何と言おうが逆効果で、生徒たちは「怒られている」としか感じないのだろう。


3年生・・・にはもう少し我慢してもらおう。

「分かったよ、もう一回だけ教える。がんばっているようだったら、続けて教えるよ」

という話になった。


なんだか、すっきりせず、もやもやもやもや(笑)

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